モアイ・テトカンガ・ア・ラノ
島最大のモアイ像で、全長21.6mもあります。
現地の言葉で「輝く大きな場所」という意味のラパ・ヌイという島。
そして、この謎多き島は、1722年に西洋からの船が到着し、折しも、その日がイースーター(復活祭)で
あったことから、オランダ人提督ヤコブ・ロッゲフェーンによって名づけられた イースター島。
この謎多きモアイの島を9つのエリアでわけてみました。
下が全体のエリア別に分けたMAPです。
今回はその中で、ラノ・ララク周辺を紹介します。
1995年 ユネスコ文化遺産に登録
800体を超す巨大なモアイ像が島中にあることで有名なラパヌイ。
島の先住民達は、4~5世紀頃にポリネシアから渡来したと推定されています。
モアイ像は、彼らによって10~16世紀にかけて制作されたと
考えれています。その後、部族間の抗争により、多くのモアイ像が倒されてしまった。
住所:Isla de Pascua, Valparaíso
入場時間 | 9:00~20:00(早朝ツアーは、7:00~) |
入場日 | 無休 |
入場料金 | 80ドルか54000ペソ |
事前申請 | 2019年9月よりオンライン申請になり、申請をしないと入島できません。 現在は、19日前からの申請になります。 【公式案内サイト】https://www.gob.cl/rapanuiprotegida-en/ 【入国申告書】https://ingresorapanui.interior.gob.cl/ 主な規制としては、 ①往復の切符(飛行機・船)の確保 ②上記の切符の滞在時間上限(30日)を超えないもの ③入国申告書にオンライン申請後に、送られているメールの提示 ④チリ観光局が指定する宿泊施設の予約。または、イースター島居住者からの招待状 |
*100ペソ≒80円程度
ラノ・ララクには、397体ものモアイ像が残されています。
最初に見えてくるのは、倒れている巨大なモアイ像
山腹に何体ものモアイ像が見えます。
全長12mもあり、名前がある数少ないモアイ像。
イースータ島で紹介される代表的な2体のモアイ像。
遊歩道を歩いていきます。
そして、モアイの加工場です。
下の写真は、モアイ像が切り出される様子がよくわかります。
イースター島のモアイ像は、ほぼ全部がこのラノ・ララクで切り出されています。
それは、このラノ・ララクの石質が凝灰岩という軟らかい石のため、これを玄武岩の石斧(現地では、テホ)
と呼ばれるもので掘り出していき、最終的には、黒曜石で仕上げをしたそうです。
島最大のモアイ像で、全長21.6mもあります。
モアイ像は、仰向けの状態で、顔と前面、側面が切り出されます。
最後に岩とつながっている背中の部分を切り離し、その後、あらかじめ用意していた
穴に建てて側面を仕上げたらしい。
上の岩が彫られた後はこんな感じです。
胸の部分に舟の彫り物があるモアイ像。
コントラストをくっきりしてみました。
舟がはっきり見えますね。
トゥク・トゥリとは、ラパヌイ語でひざまづくという意味で
足のあるモアイ像として知られています。
まるで、正座しているような姿。
イースター島の島民は、踊りの際に正座をするそうで、その形なんですかね?
他のモアイと風合いが違いとてもユニークです。
モアイ・イ・トゥク・トゥリ越しのアフ・トンガリキ
遠景でみるアフ・トンガリキ
あちこちに点在するモアイ像。
10~20mを切り出し、高さ4m・21トンのモアイ像を制作するのに30人で1年半もかかったそうです。
ある日突然作業を辞めてしまったモアイ像の制作。
謎は、深まるばかりです。
ラノ・ララクを散策している様子を動画でまとめてみました。
是非、気分を味わってください。
イースター島でもっとも有名なラノ・ララク
トレイル散策では、1時間はかかると思います。
歴史と謎を堪能できる場所なのでゆっくり観光してください。
また、時間があれば火口側も行ってみてください。