聖なるマヤ遺跡のマヤパン遺跡とカバー遺跡を探索してみた。

ユカタン半島には、マヤ遺跡がいくつもあります。

今回ご紹介するのは、マヤ文明の後古典期のマヤパン遺跡とカバー遺跡を紹介します。

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マヤパン遺跡 (Mayapan)

住所:Carretera Mérida – Chetumal, Telchaquillo, 97824 Tecoh, Yuc.,


マヤパン遺跡の歴史を紐解くと1221年、フナク・セエル将軍はチチェン・イッツァのマヤ系の
支配者に対して、反乱が起こし、勝利した。新首都は、防壁を築いた内部に建設され「マヤの旗」を
意味するマヤパンという都市が形成された。

その後、200年以上にわたり続いてきたが、1441年有力な貴族である
アフ・シュパンにより略奪され、放棄されてしまいました。

彩色壁龕の神殿 (El templo de los nichos pintdos)

彩色壁龕の神殿は、
マヤパンで唯一アーチ天井が残される建造物です。

壁龕というのは壁に設けたくぼみのような場所のことです。

建造物55

クルカンのピラミッド (Desde Cuspide de Castillo de Kukulcan)

クルカンのピラミッドは、底辺が30m、9層の基壇は、18mで、1997年に修復されたそうです。

このピラミッドは登ることができます。
そして、眺めはとても良いのでお勧めです。

フレスコ画の広間 (Pintura mural del lado sur de Sala de los Frescos)

軍旗を持つ二人の戦士が向かい合っている図柄が繰り返されているそうです。
ただ、劣化進んでおり、あまりよくわからないです。

このピラミッドは、修復時に、2層目・3層目から漆喰彫刻が発見されました。
これは古い時代の神殿のものです。

頭の部分の四角い窪みからは頭や頸の骨の破片が見つかっており、死者に関する何らかの儀礼を執り行っていたようです。

円形神殿 (El templo redondo)

基壇の大きさは幅 18m、奥行き 20m、高さ 3.5m で、この上に直径 10.2m、高さ 7.5m の丸い神殿が築かれています。
入口は、4ヵ所あります。

天文台のように見えますが実際は、天文台としては、使われていないようです。

漁師の神殿 (Lado oeste de Estructura 95, Templo del Pescador)

この神殿には、壁画があり、うっすらですが左側に、カラフルな魚・中央に手と口を縛られたワニ、右側には、
ヘビ、中央上部には、衣装を着けた人が描かれています。

カバー遺跡 (Kabah)

住所:Kabah, Yuc.

基本情報

入場時間 8:00~17:00(入場は、16:00まで)
入場日 無休
入場料金 不明

カバー遺跡は、ウシュマル遺跡から南東22㎞の位置にあり、プウク様式の遺跡では、
ウシュマル遺跡につぐ重要な遺跡とされてます。

プウク様式とは、ユカタン半島北部で、古典期後期から後古典期にかけて盛行したマヤ文明の建築様式の一種で、
特徴として、建物の屋根の部分に、複雑に入り組んだモザイク状の装飾などが施されています。

コズ・ホープ (Codz Poop)

コズ・ホープとは、「クルクル巻いた敷物」という意味で、壁一面に雨神チャック像の曲がった
鼻から付けられたとされる。

この場所は、宗教的な儀式が行われいたそうです。

雨神チャック像が260体も装飾されています。

一番右の端はまだ鼻が折れずに残っています。

コズ・ホープの裏側には、「強い手を持つ男」という石像が並んでいます。
この石像は、代々続く支配者を表していると言われています。

大神殿 (El Palacio)

カバー遺跡の中心にある2階建ての神殿。

個人ではいくづらい遺跡なのでウシュマルから日帰りツアーなども出ているので利用してみるのもお勧めです。

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