メキシコ・シティ南東約60㎞標高5452mのポポカテペトル山麓一帯にある修道院群が、
1994年、世界遺産に登録されました。
1994年 ユネスコ文化遺産に登録
1521年、スペイン人のコルテスがこの地を征服すると、スペインからドミニコ修道会、フランシスコ修道会、
アウグスティヌス修道会などキリスト教各会派の修道士がメキシコを訪れ、彼らは、1525年、クエルナバカに
修道院を建設し先住民への布教活動を始め、それを皮切りに、16世紀末までに300以上もの修道院が建設しました。
当初は、先住民をキリスト教に改宗させようとしましたが、反発からなかなか改宗が進まなかったため
宗教儀式を外で行っていた先住民のために屋外に礼拝堂を設ける形となり、現在のような形の修道院になりました。
現存する14の修道院は、山を取り囲む4つの州にまたがって点在しています。
下記が主要な修道院です。
私が訪問したのは、サン・ミゲル修道院でしたので、そちらを紹介します。
住所:Av. Cuauhtemoc 1211 primero (cerca de la iglesia del, Carmen Serdán, 74160 Huejotzingo, Pue.,
この修道院群の特徴は、先住民に受け入れられやすいように礼拝堂が屋外に設けられいる。
屋外開放型礼拝堂と呼ばれています。
フランシスコ会によって建築され、1570年頃に完成しました。
入口の門には、フランシスコ会を象徴する従順・清貧・貞節を象徴する3つの結び目のあるロープがあります。
華美ではないが、地元に根差した教会という感じです。
なかなか個人では行きにくい場所なので訪れる人は少ないかもしれませんね。
時間があれば他の寺院も回ってみたいですね。