マラニョン州から東へ約260㎞の位置にあり近年メディアに
取り上げられ人気急上昇のレンソイス・マラニャンセス国立公園を紹介します。
地名の由来は、ポルトガル語で、「マラニョンのシーツ」という意味で、
国立公園の大きさは、1550㎞㎡と東京都23区の2つ分ととてつもなく広い。
そして、この国立公園の砂丘の砂は、石英という透明な水晶でできていて、
100㎞南に流れる川の上流から泥に混ざって海岸までながれつき、
他の泥等は、海水に混じるが石英は、硬質のため残って打ち上げられ、その後、
風により飛ばされ堆積し、現在の形になったそうです。
住所:Barreirinhas – State of Maranhão, 65590-000 ブラジル
レンソイス・マラニャン国立公園は、ツアーを使わないと行くことが出来ません。
レンソイスの観光の起点となるバヘリーニャスには、現地ツアーを催行している会社はいくつもあり、
だいたい同じようなツアーになっています。
ただ、ブラジルということで現地でツアーを探すよりも日本で予め予約していた方が安心な気がします。
下は、ベルトラで、サンルイスから日帰りもしくは1泊2日のツアーが出ていたので掲載しておきます。
日帰りレンソイス・マラニャンセス国立公園内砂丘ツアー<英語ガイド/サン・ルイス発>
1泊2日レンソイス・マラニャンセス国立公園内砂丘ツアー<英語ガイド/小レンソイス行きボートツアー付/サン・ルイス発>
私は、日帰りツアーでしたので、その流れで説明いたします。
ジープに乗って出発します。
レンソイスの入口までは、舗装されていないためかなり揺れますので注意してください。
途中橋がかかっていない川を越えるため1度、ジープから降ります。
そして、船にジープを載せたら乗船します。
川を越えたた再びジープに乗り、レンソイスを目指します。
走行していると途中から段々、砂の色が白くなってきます。
そして、砂地を走っているため、ジープは、揺れまくるので撮影する場合は、注意が必要です。
大レンソイスの入口に到着します。
だいたい、1時間くらいかかります。
ここから白砂の世界が広がっています。
ここから東京都23区2つ分の広大な砂漠が広がります。
注意事項として、砂丘は、
自然保護区のため裸足で入るように定められています。砂漠を裸足で何時間も歩くのは不安と思う人もいるかも
しれませんが、砂は、真夏でもまったく熱くなくやけどする心配もありません。少し、砂を掘れば湿っている感じです。
まさに、白と青の世界です。
しばらくあるとラグーンが見えてきます。
これが、このレンソイスのもうひとつの奇跡です。
このラグーンの正体は、実は、雨水です。
しかも、突然この白い大地に浮かび上がってきます。
その理由は、なんでも下の地層が硬い岩盤になっているため
水がしみ込んでいかず、地表に溢れ出るかたと言われています。
そのため、5~10月の雨季になると浸水した水が砂の上にあふれだし、ラグーンが現れる。
そして、7~9月頃には、ラグーンの大きさも最大になり幅が2㎞に及ぶものもあるそうです。
逆に乾季は、水のない白い砂丘へと戻ります。
私の行った時は、水がかなり少なめでした。
毎年、降った雨の量により、ラグーンの大きさや規模も変化します。
光の角度により、水の色も変化します。
ここで面白いのが、ラグーンによっては、魚がいます。
乾季になると完全になくなってしまうのに、
不思議だと思いましたがこの魚は、湖に水が溜まると孵化する特殊な魚だそうです。
とにかく、信じられないほどの絶景が広がります。
日本から一番遠い国。ブラジル
でも、ここに来ただけで十分元がとれそうです。
そして、このツアーのメインイベント。
白砂を夕日が包み込んでいきます。
今まで、青と白の世界から
オレンジと白の世界へと変わっていきます。
本当に幻想的でした。
そして、夕日が沈んだら2時間かけてバヘリーニャスへ帰ります。
今回のレンソイスツアーの模様を動画にまとめてみました。よければ覗いてみてください。
私が、今までみた世界の絶景の中で1番と言ってもいいくらい感動しました。
今回は、時間の関係で、セスナ遊覧はできませでしたが
ベストシーズンに再度訪問して、セスナから広大な白い世界を味わってみたいです。