活気あふれる！！マニラ市内のキアポ＆チャイナタウンのキアポエリアを散策してみた。

パッシグ川の北に位置するエリアで、南北を走るリサール通り（Rizal Ave.)を境に西側がチャイナタウン
東側がキアポになります。

今回紹介するキアポエリアは、庶民の活気があふれる町で、観光の見どころも多いエリアですが
一方で治安の悪いエリアでもあるので観光には注意してください。

キアポ教会（Quiapo Church）

住所：910 Plaza Miranda, Quiapo, Manila, 1001 Metro Manila, フィリピン

キアポエリアの中心にあるキアポ教会は、1582年にスペイン人によって建立されました。
この教会には、17世紀にメキシコから持ち込まれた黒い木で作られた等身大のキリスト像（ブラックナザレ像）
が有名で教会の奥に置かれています。
このブラックナザレ像には、多くの信者がお祈りをしており、キリストの足の上に手を当ててお祈りをしているため
足の部分がはがれてきています。

私が、訪問したのが、日曜日のため、すごい数の信者が参詣しており、中にはいってもすぐに外で出なければいけない
状況だっため、ブラックナザレを近くで見ることができませんでした。

毎年、1月9日には、「ブラックナザレ祭り」が開催され、教会に置かれているブラックナザレ像が山車に乗せられ
街を練り歩くそうです。
その日は、キアポの町は、人で埋め尽くされるそうです。

マニラ・ゴールデン・モスク（Manila Golden Mosque）

住所：HXWP+835, Globo de Oro St, Quiapo, Manila, 1001 Metro Manila, フィリピン

ゴールデン・モスクという名称は、モスクのドームが金色に塗られていることと、Globo de Oro Street沿いに
位置することから名付けられました。
当時の大統領夫人であったイメルダ・マルコスの監修の下、リビアの最高指導者ムアンマル・アル＝カッザーフィーの訪問にあわせて1976年8月4日に建設されましたが、ムアンマル・アル＝カッザーフィーの訪問は、中止になりました。

マニラのムスリム・コミュニティーの人々に奉仕しており、最大3,000名までの礼拝者を収容することが可能な
モスクは、とりわけ毎週金曜日の集団礼拝は満員となるそうです。

もともと、マニラは、16世紀後半に、スペインに占領されるまでは、イスラム教徒の土地であったため、現在でも100万人の
イスラム教徒がいるとも言われています。

モスクのドームの他には、かつて存在したミナレットは中東の様式にならっている一方で、幾何学文様はマラナオ族、
マギンダナオ族、タウスグ族といった民族のアートの色使いやバリエーションから多くを借用している。
曲線は、マラナオ族のアートにあるヘビのモチーフを土台としていたそうです。

聖セバスティアン教会（San Sebastian Church)

住所：Pasaje del Carmen St, Quiapo, Manila, 1001 Metro Manila, フィリピン

もともと聖セバスチャン教会は、木造で建てられたと伝わっていますが、それ以降、暴動に巻き込まれたり、地震や火事などの
災害に遭って何度も倒壊・焼失を繰り返し、1891年に入り、当時の教会指導者はスペイン人建築家 ヘナロ・パラシオスに対し、
災害に強い教会を建てるよう依頼し、アジアで唯一の鉄骨を使用した教会が誕生しました。

教会の横には、寮など関連する施設が並んでいます。

鉄骨のため、至る所が錆びており、かなりの補修が必要な感じです。
ただ、石造りと違い、尖塔の角度などがかなり鋭利に感じました。

教会内部は、現在、修復中でした。

ステンドグラスは、ドイツから輸入してきたものだそうです。

マニラの2大観光エリアのひつとである、チャイナタウン＆キアポ地区。
歩いても十分に回れるエリアのため、ゆっくり散策するのも楽しいと思います。
ただ、暗くなると治安の問題もあるので、明るいうちに散策することをお勧めします。