私の大好きな沖縄県。
沖縄本島も素敵な世界遺産がたくさんありますが、
今回、八重山地方の西表島が世界遺産に登録されました。
今回は、そんな世界遺産に選ばれた西表島を紹介します。
2021年 ユネスコ自然遺産に登録
中琉球の奄美大島、徳之島、沖縄島北部と、南琉球の西表島の4地域の5構成要素で構成され、面積42,698haの陸域である。
中琉球及び南琉球は日本列島の南端部に位置する琉球列島の一部の島々であり、推薦地は黒潮と亜熱帯性高気圧の影響を受け、
温暖・多湿な亜熱帯性気候を呈し、主に常緑広葉樹多雨林に覆われています。
推薦地は、絶滅危惧種や中琉球・南琉球の固有種が多く、それらの種の割合も高い。さらに、さまざまな固有種の進化の例が見られ、
特に、遺存固有種及び/または独特な進化を遂げた種の例が多く存在します。
これらの推薦地の生物多様性の特徴はすべて相互に関連しており、中琉球及び南琉球が大陸島として形成された地史の結果として
生じてきた。分断と孤立の長い歴史を反映し、陸域生物はさまざまな進化の過程を経て、海峡を容易に越えられない非飛翔性の
陸生脊椎動物群や植物で固有種の事例が多くみられるような、独特の生物相となった。また、中琉球と南琉球では種分化や
固有化のパターンが異なってます。
それぞれの地域で、約1,200万年前~約200万年前におこった地殻変動や氷河期などによって島にやってきた希少な
固有種が多数存在し、これらの希少な生態系と生物多様性を未来まで保全するために世界自然遺産に登録されました。
(エリア別特徴)
西表島への行き方は、石垣島離島ターミナルから高速船で移動し、大原港、上原港と2ヵ所の港があります。
西表島へ高速船を出しているのが2つの観光会社があります。
上原港 | 大原港 | |||
石垣島離島ターミナル | 上原港 | 石垣島離島ターミナル | 大原港 | |
八重山観光フェリー
片道:2,690円(上原)
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安栄観光
片道:2,690円(上原) *は、上原欠航のみ運航 |
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*安永観光は、ターミナルで購入する場合とWEBで購入する場合と東バス利用者への割引チケット利用する場合があり
東バスを利用する人はこれが一番安い価格(260円引き)なのでバスに乗車時に運転手さんにもらいましょう。
バスも石垣島空港から石垣島離島ターミナルの往復チケットを購入すると80円安くなります。
石垣島離島ターミナルのシンボル「具志堅用高像」です。
私は、波照間島や竹富縞などいつも安永観光を利用しているので、今回も安永観光で西表島へ行きました。
西表島東海岸にある仲間川には河口から約6キロにわたり海漂林が自生しています。
その主なものはマヤプシキ・オオバヒルギ・メヒルギ・オヒルギ・ヒルギモドキ・ヒルギダマシなど見ることができます。
〒907-1434 沖縄県八重山郡竹富町南風見201
時間 | 9:30~14:00(*運航時間は、季節により変わります。) |
定休日 | 無休 |
料金 |
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公式URL | https://iriomote.com/top/onlycruize/ |
仲間川を堪能できるのが、この仲間川マングローブクルーズです。
このツアーのいい点は、ずばり予約なしで参加できることです。
下記の動画は、仲間川マングローブクルーズの様子をまとめてみました。
住所:〒907-1542 沖縄県八重山郡竹富町西表
西表島東部の古見集落のはずれにある、原生林には、サキシマスオウノキが群生しています。
サキシマスオウノキはアオギリ科の常緑高木で、マングローブ林の近くに生えることが多く、
板のような根(板根)を作ります。奄美以南に自生しますが、群生するのは珍しく、国の天然記念物に指定されています。
西表島で初めてイリオモテヤマネコが発見された地です。
住所:〒907-1434 沖縄県八重山郡竹富町南風見
太平洋戦争末期、波照間島の住民たちはある日本軍人にこの浜へ強制疎開を強いられ、多くの人がマラリアで命を奪われました。
当時、波照間国民学校長・識名信升は、この悲惨な体験を忘れるなという思いを込めて「忘勿石 ハテルマ シキナ」と石に
刻まれたそうです。
〒907-1434 沖縄県八重山郡竹富町南風見
私がお願いしたショップは、PowderReefさん。
https://powder-reef.com/
4:00出発で、8:00頃に宿に戻る感じで、カヤックでサガリバナを見にいくツアーです。
場所は、前良橋からカヤックに乗り込み、前良川を昇って行きます。
真っ暗闇の中、ヘッドライトを頭に着け、カヤックに乗り込みます。
梅雨明けの西表島は、朝焼けがとても綺麗です。
カヤックで1時間近く川を上って行くとサガリバナの群生があります。
ここで、サガリバナについて少し触れておきます。
サガリバナは、日本では奄美大島以南でしか見ることができず、咲く時期も、6月末から7月上旬ととても
短い期間で夜に咲いて翌朝には落ちてしまうことから、「幻の花」とも言われています。
また、匂いもバニラのような甘い匂いがするのも特徴です。
朝焼けとともに、サガリバナが川に落ちていく姿はなんとも儚げでとても綺麗です。
今回のカヤックで行くサガリバナツアーを動画でまとめてみました。
住所:〒907-1432 沖縄県八重山郡竹富町古見
時間 | 9:30~16:00(入園締切:15:15) |
定休日 | 無休 |
料金 |
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公式URL | 【公式】由布島|亜熱帯植物楽園 (yubujima.com) |
水牛車 時刻表 | |
西表島発 | 由布島発 |
9:30 | 10:00 |
10:15 | 10:30 |
10:45 | 11:00 |
11:15 | 11:30 |
11:45 | 12:00 |
12:15 | 12:30 |
12:45 | 13:00 |
13:15 | 13:30 |
13:45 | 14:30 |
14:15 | 15:00 |
14:45 | 15:30 |
15:15 | 16:00 |
16:30 |
由布島に渡るには、歩いていくか、牛車に乗って行くかになりますが、THE西表島を感じたいなら、水牛が引く車に乗って
三線を聴きながら島に渡るのをお勧めします。
由布島の水牛は、血筋が同じ水牛から生まれたものだそうです。
ということで下の水牛はみんな家族です。
由布島は、亜熱帯の植物園になっており、ここでも、マングローブをはじめ、様々な南国の植物が見れます。
敷地の中には、由布島小中学校の跡地なんかもあります。
西表島の上原エリアの移動手段として、安永観光や八重島観光フェリーなどで無料バスを運行しています。
ただし、八重島観光フェリーは、電話予約(080-6497-1504)が必要なので注意してください。
私は、石垣島空港から東バスを利用してバスターミナルまで来るので
その時にもらえる船の割引チケットがあるので安永観光を利用しています。
安永観光では、石垣島離島ターミナルのチケット購入するところで、無料バス券と言えば下の写真の
チケットをもらうことができます。
上原港を降りて歩いていくと下の写真のような無料バスが止まっています。
送迎バスの運行区間は上原港から白浜港の間で、送迎バスはこの間の路線バスと同じルートを運行しています。
浦内川のバス停はこんな感じです。
沖縄県最大の川「浦内川」の両側に広がるのは日本最大のマングローブ林。海の潮汐により10km上流まで海水が遡ることから、
400種類以上の魚が棲息し、またそれを求めて野鳥やイノシシなどの動物も水辺にやってくるそうです。
沖縄県八重山郡竹富町上原870-3
時間 |
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定休日 | 不明 |
料金 | 2200円(大人)子供1,100円 |
公式URL | 浦内川ジャングルクルーズ (urauchigawa.com) |
浦内川を堪能できるのが、この浦内川ジャングルクルーズです。
このツアーのいい点は、ずばり予約なしで参加できることです。
そして、クルーズ観光だけでなく、自力で世界遺産の一部になっている滝もトレッキングで見ることができます。
ここから、マリュドゥの滝、カンビーレの滝を目指します。
西表島西部を流れる浦内川上流に位置し、豊富な水量が特徴で
カンピーレの滝から流れ下る滝の落差は、20mで2段になっています。また、滝周辺には、亜熱帯特有の木生シダが林立しています。「西表島の民俗」では、マリの言語は、「マーリ(廻ること)であるとし、滝壺に落ちた水が廻ることからと説明されています。ユドゥは「淀」の意味で、マリュドゥとは、「丸い淀み」の意味と言われています。
カンピレーの滝は、その中上流部に位置し、河床の高低差が少ない滝が、長さ約200m、数段にわたって続います。
「カンピレー」とは「カンピライ」のことで、「神々が交際する」という意味であるとされ、聖域の中でも
西表で最も聖なる場所とされています。
今回の浦内川クルーズの様子を動画でまとめてみました。
西表島は、鍾乳洞もたくさんあります。
ピイナサーラの滝は、個人ではなかなけ行きづらい場所にあるので、現地のツアーに参加するのが、一般的です。
私は、カヌーで、滝まで向かいました。
ピイナサーラの滝は、西表島の北岸近くに位置するテドウ山(標高440m)の北麓にあり、この山から北に流れ下る
ヒナイ川の中程にあり、幅が200m以上もある垂直の断崖から流れ落ちる滝で落差は55mで、これは沖縄県第1位です。
滝壺は、泳ぐこともできるので、クールダウンには、最適です。
ツアーによっては、滝壺の上までトレッキングも可能です。
滝の上から見る西表島の景色は、絶景です。
西表島は、日本とはまったく違う国に来たような風景が広がっています。
まさに、亜熱帯の海外の雰囲気です。
大自然を堪能したい方は、西表島へ滞在してゆっくりした時を感じてください。