アンマンから北約50㎞にあるジュラシュ遺跡。
この街の歴史は、古く、ポンペイウス率いるローマ軍は、紀元前64年にジュラシュをローマの植民地に吸収し、
紀元前50~60年頃には、ローマ帝国の繁栄に伴い、その支配下で交易で潤ったジュラシュは、富を増し
劇場や建物が造られるようになりました。
最盛期には、25000人もの人が住んでいたとされており、現在の遺跡は、この頃のものが多い。
3世紀をピークに、その後は、海上輸送の発達により、徐々に衰退していき、8世紀に起こった大型地震により
多くの建物が崩壊し、19世紀に発見されるまで、忘れられた廃墟になっていたそうです。
アンマンからもバス等で行くことが可能ですが、下記のツアーなど利用すると無駄なく遺跡を回れますよ。
ヨルダン北部のハイライトツアー☆アンマン市内&アジュルン&ジャラシュ1日観光<車+ガイド貸切/アンマン発>
住所:Wasfi-At-Tai,Jarash,Jordan
入場時間 | 夏期:8:00~18:00 冬期:9:00~16:00 |
定休日 | 無休 |
入場料金 | 10JD |
*1JD=150円程度
ジュラシュ遺跡は、かなり広いローマ遺跡です。
お土産物やの奥にチケット売り場があります。
通路に沿って進むと凱旋門が見えてきます。
129年に皇帝ハドリアヌスが訪れたのを記念して建てられたもの。
競技場は、長さ245m×幅52mがあります。
当時は、15000人以上収容できたそうです。
南門は、アカンサス(ハアザミ)の葉の彫刻が施されているのが特徴です。
当時は、門のスペースは、市場として利用されていたそうです。
ヘレニズム時代に建てられたものであるが、現在残るのは2世紀頃のものです。
300人を収容できる劇場です。
劇場のある位置に立つとすべてに反響するようになっています。
舞台の前景です。
イオニア式の列柱に囲まれた広場は、宗教的に利用されていたそうです。
フォルムから北門までの約600m、石畳の道に列柱が並んでいます。
ローマ遺跡っぽいですね。
191年に建てられたもので、半神半人の妖精ニンフに捧げられたもの。
4世紀頃に建てられたもので、ナバタイ人の神殿が基になっています。
12本の大きな柱が特徴的で、女神アルテミスに捧げられた神殿で、12世紀にアラブ軍と
戦った十字軍により、一部が破壊されました。
ジュラシュ遺跡が世界遺産に入ってもおかしくないローマ遺跡ですが、残念ながら世界遺産には含まれておりません。
理由としては、修復の際に、当時使われていた石やレンガではなく、セメントなどを利用してしまい当時のままとは言えなくなったからです。
また、新市街がすぐそばまで来ており、発掘を妨げており、現在発掘されているのが、全体の30%にもみたないからです。
本当に、もったいない世界遺産候補ですね。
でも、ここは、ペトラ同様、ヨルダンに行ったらマストで見てほしい場所です。
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