エルサルバドル最後の遺跡は、ホヤ・デ・セレン遺跡です。
サン・アンドレス遺跡からこちらも車で30分程度で到着します。
グアテマラから下記のツアーを利用するとエルサルバドルの3大遺跡を効率的に
回ることができるので便利ですよ。
エルサルバドルの3遺跡 世界遺産ホヤ・デ・セレン&タスマル&サン・アンドレス観光ツアー
<日本語または英語ガイド/グアテマラシティ発>
1993年 ユネスコ文化遺産に登録
ホヤ・デ・セレンは、エルサルバドルでは、唯一の世界遺産です。
そして、この遺跡は、1976年に工事中に、偶然発見されたそうです。
調査によると600年頃、火山の大噴火によって埋没され「中米のポンペイ」と飛ばれています。
現在では、日干しレンガで作られた住居跡や集会所、寺院、共同浴場跡、木製農耕具などがほぼ完全な状態で発掘されています。
マヤ文明の中で、農村生活を伝える遺跡はほとんどないため、大変貴重な遺跡です。
定休日 | 月曜日 |
時間 | 9:00~16:00 |
料金 | US3ドル |
遺跡の入口には、世界遺産の表示板があります。
まずは、併設されている博物館でこの遺跡の歴史を学びます。
下の写真は、発掘された出土品です。
発掘された遺構群の当時のイメージ図です。
エルサルバドルは、有数の火山国なので、何層もの地層が重なり合っています。
現在も発掘調査が進められており、エリアも拡大しています。
さて、実際の遺構を見てみます。
AREAは1~4に分かれています。
ちなみに、ホヤ・デ・セレン遺跡では、ポンペイと違い人間の遺体は発見されていませんでしたが
2018年に保存状態が悪いものの人骨が発見されたそうです。
ただ、火山の噴火で死亡したわけではないそうです。
ふたつの 部屋を持つ建造物で、ホヤ・デ・セレンでは一番大きな建造物です。
壁の高さは、2.1mです。
扉もあります。
Estructura 9 は、現在のサウナみたいなものです。
ちなみに、Estructura 9 は外に、実物大の模型があり中に入ることができます。
マヤ人が体が小さいかったのでこの狭いスペースでも住むことができたそうです。
建造物1は、発掘中に掘削機を使ったときに、かなり破壊されてしまったそうです。
先ほどAREA2であった建造物9(Estructura 9)の模型。
非常に小さい入口です。
中はこんな感じです。
とにかく非常に暑いです。
ここで身を清めたそうです。
エルサルバドル唯一の世界遺産。
まだまだ発掘の途中なのでこれからあっと驚くものは出てくるかもしれませんね。
これで、エルサルバトルの遺跡は終了です。
なかなか行くことがない国なので貴重な経験でした。