ロンドンの中心部にあるウェストミンスター宮殿。
どちらかというと日本人には、ビックベンの方が印象が強いかもしれませんね。
今回は、世界遺産でもあるウェストミンスター宮殿をご紹介します。
1987年 ユネスコ文化遺産に登録
ロンドンの中心部、テムズ川の左岸に位置するウェストミンスター地区には、11世紀にエドワード懺悔王が
建立し、その後、イギリスの歴史や政治の重要な舞台となった歴史的建造物が並んでいます。
住所:イギリス 〒SW1A 0AA London, ロンドン
時間 | 9:20~16:30(曜日・季節により異なる) |
定休日 | 8月~10月議会の閉会中の期間のみ |
料金(内覧ツアー) | 大人:14£(約2160円) 学生とシニア:9£(約1390円) 小人(5~15歳):6£(約920円) ファミリーチケット(大人2人・子供2人):45£(約6930円) |
*1£(ポンド)=154円相当
テムズ河岬に立建つ議会制民主主義誕生の舞台となった国会議事堂で、正式名称は、ウエストミンスター宮殿です。
1050年から15年を費やして建設され、1592年にヘンリー8世がホワイトホールに王宮を移すまで、
歴代国王の居城として使用されてきましたが、宮殿内に上下両院の議場が設けられ、国会議事堂として使われるようになりました。
1834年のロンドン大火で焼失し、現在あるゴシック様式の壮麗な建築は19世紀に再建されたものです。
全長約265m、1100を超える部屋、100の階段、中庭数11と、議会政治のシンボルにふさわしい壮大なスケールを誇ります。
併設されているビッグ・ベンはロンドンのランドマークになっています。
Steve BidmeadによるPixabayからの画像
宮殿の北端、ウェストミンスター橋のたもと近くにある高さ96mの時計塔。
名称の由来は、この時計塔の工事責任者のベンジャミン・ホールにちなんでつけられたそうです。
重さは、14トンの大鐘が1時間ごとに鳴り響く他、4つの小さな鐘が15分ごとに時を告げます。
Adam DereweckiによるPixabayからの画像
住所: 20 Deans Yd, London SW1P 3PA イギリス
時間 | 月~金曜日:9:30~16:30(最終入場:15:30 土曜日:9:00~14:00(最終入場):13:00 |
定休日 | 日曜日(礼拝のみで観光客は入場不可) |
料金 | 大人(18~64歳):24£(22£)(約3700円)、シニア:21£(19£)(約2930円)、 子供(6~17歳):9£(10£)(約1390円) *事前オンライン予約の場合は割引あり()の金額になります。 |
公式URL | 王室の教会|ウェストミン スター (westminster-abbey.org) |
*1£(ポンド)=154円相当
宮殿の西側に建つウェストミンスター修道院は、1065年にエドワード王により建立されました。
翌年に、ウィリアム征服王がここで戴冠して以来、歴代の国王が戴冠式を行う場所となりました。
16世紀半ば、国教会を成立させたヘンリー8世は、修道院解散法を定め、多くの修道院は、解体したが
王室と関係の深いウェストミンスター修道院は、破壊を逃れることができました。
ちなみに、このウェストミンスター寺院には、13世紀~18世紀のイギリスの王は、リチャード3世ら数人を除き、
ほぼこの寺院に埋葬されており、著名人もニュートンやダーウィンなども埋葬されています。
PublicDomainPicturesによるPixabayからの画像
PublicDomainPicturesによるPixabayからの画像
テムズ川越しのビックベンは、個人的には、イギリスの一番記憶に残る風景でした。