スペインには、45ヵ所の世界遺産があり世界遺産国別ランキングでは、第3位になります。
ちなみに上位5か国は
1位 イタリア・・54件
2位 中国・・・・53件
3位 スペイン・・47件
4位 ドイツ・・・44件
4位 フランス・・44件
ちなみに、日本は、12位です。
1位……54件 イタリア
今回、ご紹介するのは、イベリア半島のイスラム教の聖地として繁栄をした
グラナダのアルハンブラ宮殿を中心としたヘネラリーフェ離宮とアルバイシン地区を紹介します。
1984年/1994年(拡張) ユネスコ文化遺産に登録
アルハンブラ宮殿とヘネラリーフェ離宮は、スペイン南部のグラナダに位置し、中世イスラム建築の最高峰と言われています。
王宮はパティオと呼ばれる池や噴水を使った中庭を中心にできており、また、建物内のレリーフが繊細でとても美しい。
アルバイシン地区は、レコンキスタ(国土回復運動)が終わった500年後の現在も、ムーア人の町の特色を色濃く残しています。
住所:
料金 | 昼の部 一般: 14ユーロ 12歳未満(保護者、又は付き添いを伴う): 無料 12歳以上15歳以下(保護者、又は付き添いを伴う): 8ユーロ
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時間 | 昼の部 (4月1日~10月14日)
(10月15日~3月31日)
ナスル朝宮殿見学・夜間の部
(10月15日~3月31日)
庭園とヘネラリフェ見学・夜間の部
(9月1日~10月14日)
(10月15日~11月14日)
庭園見学
(10月15日~3月31日)
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公式URL | https://www.alhambradegranada.org/ja/ |
*アルハンブラ宮殿は、入場制限がありキャンセルができないので注意が必要です。
アルハンブラ宮殿の入口です。
ここから順路にそって観光してみました。
1526年、カルロス5世が新婚旅行にこの地を訪れた際に建設を決めた宮殿。
建物の内部に円形の中庭があり1階はドーリス式で、2階部分はイオニア式になっている。
アルハンブラ宮殿の心臓部で、王たちの政治や住居の中心地。
入り口に通って最初にある宮殿でメスアール宮は残っている王宮で最も古いといわれています。
このメスアール宮は、政治の中心であり、メスアール宮、祈祷室、黄金の間、ファサード、中庭から成る。
コマレス宮は王の公的な住居でアラヤネスの中庭、高さ45mのコマレスの塔の内部にあるバカルの間、
宮殿最大の広間である大使の間から構成されている。
アラヤネスの中庭は、大変美しくそれを引き立てるのは「水鏡」という、
水面に建物の姿を映し出す技法で正面から見て水が建物の土台スレスレに来るよう配し、
まるで建物が水の上に浮いているように見えます。
宮殿内で最も広いサロン。
アラベスク模様の壁と星空の木組みの天井が特徴的です。
宮殿にはキリスト教の回廊のように柱廊で囲まれた中央の庭があり、そこから西へは練乳石飾りの間
東へは、諸王の間、北へは、2姉妹の間、2連アーチの窓リンダラハのバルコニー、
南にはアベンセラッヘスの間とハーレムと異なった部屋がつながっています。
アルハンブラ宮殿の中心で一番の見所です。
コーランに書かれた天国をイメージして造られた庭園。
ライオンの口から流れる水は4方の溝へ流れており、天国の川を意味している。
豪族アベンセラヘス一族が最後の王ポアブディルに惨殺されたという伝説にちなんで名づけられた。
16角の天井は、鍾乳石飾りが特徴的です。
8角のモカベラ様式の天井が美しいこの広間は、夏季の住居として使われていた。
パルタル庭園からヘネラリフェに向かう「塔の道(Paseo de las Torres)」では、
現在ではきれいな庭園として整備されています。
下の写真は、サンタ・マリア・デ・ラ・アルハンブラ教会。
散歩するには非常に緑が気持ちいいです。
1319年に王族の夏の邸宅として造営されました。
水の宮殿と称される離宮には、ネバダ山脈の雪解け水が引かれ、各庭園には、土地の高低差を
利用して水を引いています。
グラナダの町は、スペインでありながらイスラムを非常に感じることができます。
マドリッドとバルセロナとは少し距離がありますが、スペインを旅する時は是非!!