ハノイから南へ約100kmの位置にあるニンビン省。
10~11世紀にかけて、現在の市西部に広がるホアルーの地に首都がおかれ、ベトナムの歴史に
おいて重要な街になりました。
なかでも、陸のハロン湾と呼ばれる、タムコックやチャンアンは、石灰岩の奇岩奇峰が連なる
風光明媚な場所として人気であり、世界遺産にも登録されています。
1994年 ユネスコ世界複合遺産に登録
チャンアンやタムコックの景勝地のほか、古都ホアルーなどを含むベトナム北部・ニンビン
の一部が世界複合遺産として登録されています。
エリア一帯は、カルスト地形で、水田が広がる湿地帯に奇岩が林立する独特の景観が印象的です。
水墨画に描かれたような美しい景観が広がり、東南アジア初の複合遺産となりました。
時間 | 夏季:6:00~18:30 冬季:6:30~18:00 |
|
定休日 | 無休 | |
料金 | 10,000ドン(約60円) |
968年にディン朝の建都から1010年にタンロンへ遷都されるまで約40年の間にディン朝と前レ朝の都が置かれていた場所です。
10世紀半ばに、天下統一を巡って各地の土豪が争うなかで、地元出身のディン・ボリン(=ディン・ディエン・ホアン)
がベトナムの北部を統一し、国号をダイコーヴィエットと定め、ベトナム最初の独立王朝が誕生しました。
古都ホアルーの中心地は、市街地から北西へ約2㎞、現在のディン・ティエン・ホアン祠とレ・ダイ・ハン祠
が建てられたあたりだとされています。
いずれも17世紀に再建され、需要文化財となっています。
古都ホアルーのメインの門です。
ここから中に入っていきます。
門をくぐるとホアルーの歴史を描いた看板があります。
ここで、現地ガイドさんが全体の概要説明をしていることが多かったです。
ここに全体の配置図はこんな感じで、川を挟んで遺跡群が分かれています。
住所:7WM5+P8H, Trường Yên, Hoa Lư, Ninh Bình, ベトナム
ディン・ティエン・ホアン祠の地図は、下記になります。
住所:7WP4+CF7, Trường Yên, Hoa Lư, Ninh Bình, ベトナム
下記が、レ・ダイ・ハン祠の地図です。
ディン・ティエン・ホアン祠からは、この入口が近いので、こちらから入場することが多いかと思います。
ベトナム最初の王朝の足跡が感じられる世界遺産ホアルー。
チャンアン複合遺産に含まれているため、ツアーに行くと効率よく回ることができます。