数あるバンコクの寺院の中で、バンコクに初めて行く人にとって外すことができない三大寺院。
この3大寺院に行き方は、中心部からタクシーで移動するのが、一番楽で確実ですが、
個人的に、一番お勧めの行き方は、チャオプラヤー川を船で移動する方法です。
船の上から見るバンコクの街はなんとも風情がありとても楽しいです。
2019年にMRTのブルーラインが開業し、最寄のSanam Chai駅から徒歩でのアクセスが可能になりました。
下の最近のMRTの地図です。
駅の雰囲気は、新しい駅だけあり、綺麗で、王宮の雰囲気をモチーフに造らたかのような感じです。
出口は、2番のWat Rajabopoit School方面に出ます。
階段をあがると目の前に建物が見えます。
ワットポーまでは、歩いて5分程度です。
まずは、BTSサパーンタクシン駅まで電車で移動します。
そして、2番出口から出て階段を降りて、50m程度行くと「サトーン船着き場」が見えてきます。
サトーン船着き場には、 チャオプラヤーエクスプレスボートとチャオプラヤーツーリストボートがあります。
観光客の人は、チャオプラヤーツーリストボートの方がわかりやすいのでそちらを説明します。
(下の写真は、2022年8月)
このツーリストボートは、外国人旅行者を対象とした観光用のボートで、その運行区間は観光に適している主な10桟橋に停まります。
チケットの購入は、サトーン船着き場で購入でき1回=40バーツになります。
お金を払うと下記のチケットが手渡されます。
目的の三大寺院は、Wat ArunとThaMaharajで降ります。
タイムスケージュールはだいたい30分おきになります。
船に乗るのはだいたい15分程度になります。
とりあえず、出発時間まで待機します。
先に、ワット・プラケーオを回るか、ワット・アルンを回るのかで降りる駅が変わります。
ワット・プラケーオとワット・アルンは川を挟んでいるので渡し舟で移動することになります。
そちらは後程記載します。
まずは、ワット・プラケーオへ
ワット・プラケーオは、タイで最も格式のある王室寺院で、エメラルド仏を安置したことのある寺が名乗る俗称です。
中は、本堂のほか歴代国王が眠る仏舎利などがあり1784年に完成しました。
住所:Na Phra Lan Rd. Pranakorn, Bangkok
時間 | 8:30 – 16:30(最終入場) |
定休日 | 無休 |
料金 | 500バーツ *ワット・プラケーオと王宮のほか、入場から1週間以内は、半券でウィマンメーク宮殿、 アナンタ・サマーコム宮殿の見学が可能) |
注意事項 | ※タイの寺院は、肌を露出したタンクトップや短パンで参拝することが禁止されています。 ゲート前でチェックされるので注意してください。 もし、駄目な場合は有料で服の貸し出しを行っています。 |
チケットは、下記になります。
ワット・プラケーオはチケットが、500バーツと非常に高額ですが
それに見合うほど、とても見どころが多いです。時間的には、2~3時間はかかります。
回り方は、本堂から見てから右・左どちらかから回るといいかと思います。
とにかく、暑いので水分補給が必要です。
外観は、金箔と色モザイクで装飾されており、内部には、エメラルド仏が安置されています。
正面の窓から見れますが、撮影不可です。
エメラルド仏を安置するため建立されたが、手狭なため、中にはラマ1世から8世までの歴代国王の像が安置されています。
内部非公開です。
19世紀末、クメール国アンコールワットに感銘を受けたラーマ4世が造らせたものです。
黄金の2基の仏塔は、ラーマ1世の両親のため建立したもので、寺院内で一番古い14世紀時代のものです。
古都アユタヤにあるワット・プラシーサンペットを模して造られた仏塔で、内部に釈迦の遺骨である仏舎利が納めれています。
現在の金色に装飾されたのはラマ5世時代。
内部には銀の王冠を着けた重要な仏陀象や釈迦立像、王家の遺灰が納めれれています。
内部は非公開です。
金の法典・三蔵経(トリピカタ)を納めた経堂。守護神のヤックとモックが入口を警護しています。
内部は非公開。
これぞ東南アジアの風景です。
バンコク最大の観光地ワット・プラケーオ是非、タイでもっとも格式が高い寺院を満喫してください。
王宮は白壁に囲まれた20万㎡の敷地内にワット・プラケーオと隣り合って建てられています。
王室の重要な祭典などに今も使われています
1882年に完成した宮殿で、屋根部分は、タイ様式が取り入れられ大理石の西洋建築と
タイの伝統的スタイルが融合している建築物です。
バンコク最古で最大の敷地を誇る王室寺院。
もとは、アユタヤ時代にムアン・バンコクに建てられたワット・ポーターラームという古寺でしたが、
ラーマ1世が王宮を創建する際に寺格を昇格させ、この寺院で飲水誓忠の儀を行いました。
住所:2 Sanamchai Road, Grand Palace Subdistrict, Pranakorn District, Bangkok
時間 | 8:30~18:30 |
定休日 | 無休 |
料金 | 200バーツ |
下記がチケットです。
チケット売り場はここ。
チケットには、バーコードがあって、それをあてるとミネラルウォーターが無料でもらえます。
レンガを積み漆喰を塗り金箔が貼られたこの仏像は、全長46ⅿ、床から降臨先端までの
高さは15ⅿ、足の長さ5ⅿ、高さ3ⅿです。
寝姿は、「シーハ・サイヤート(=獅子王のごとく寝る)」と呼ばれバンコク最大、国内3番目に大きい涅槃仏です。
足の裏は、幅5m、高さ3mの偏平足。
そこには真珠貝を使って螺鈿細工で描かれた108の絵があります。
ここには、20バーツでコインを入れてコインをもらいます。
そして、並んでいる桶にコインを少しずつ入れていきます。
ラーマ1世から4世を祀る仏塔。
横並びの3基は、1番北からラーマ3世、1世、2世の仏塔で、西側の仏塔寄りがラーマ4世の仏塔。
それぞれの塔には、各王の遺骨が納められているらしい。
本堂を囲む二重の回廊。外回廊には244体、内回廊には150体の金色の仏像が並んでいます。
本堂を囲む回廊の四方に4つの仏像があり西の仏堂は、木下に座る釈迦をナーガ(蛇神)が
雨風から守るというユニークな仏像が安置されています。
本堂を納められた本尊は、ラーマ1世がトンプリにあったワット・サラシーナの本堂から移したものでブロンズの
釈迦座像に金箔が施され、台座には、ラーマ1世の遺骨が納められている。
ワット・ポーは、大寝釈迦仏で有名な寺院ですが、敷地も広く見所も十分です。
チケットには、ミネラルウォーターを引き換え券がついており、寺院内で交換できます。
ワット・アルンとワットポーの間は、渡し船で移動します。
Wat Arun Ferry Pierとター・ティヤンに船着き場があります。
こちらの写真は、ワットポー側の船着き場です。
船着き場の建物の中に入ります。
乗車賃は、4バーツです。
お金を用意して入場口に並びます。
お金を渡しして中に入ります。
ワット・アルンからワットポーに行く場合も逆ルートで行きます。
アルンとは「暁」という意味で、三島由紀夫の小説「暁の寺」に描かれた寺院です。
アユタヤ時代に建立され、当時はワット・マコークという小さな寺院でしたが、1779年、第一級王室寺院としました。
大仏塔の右にある本堂はラーマ2世の建立で、台座には王の遺骨が納められています。
住所:34 Arunamarin Rd., Wat Arun, BangkokYai, Bangkok 10600
時間 | 8:00~17:00 |
定休日 | 無休 |
料金 | 100バーツ(*拝観料が2020年6月1日に値上げ) |
公式URL | https://www.watarun1.com/en |
ワット・アルンだけ川の反対側になりますので、注意してください。
高さ67mで色鮮やかな陶器片のモザイクで、飾られた5基の仏塔の中でも一番目立ちます。
塔の上部には、3つの頭をもつエラワンの上に乗ったインドラ神を示す印がある。
大仏塔の四方に置かれ、陶磁器片で飾られている。
台座付近に彫像があり、キンリ-(半人半鳥象)やガダール(神鳥)など見ることができます。
バンコクの3大寺院は、観光としては、近い場所で見ることができます。
時間がない時は、現地ツアーなど利用すれば半日で回ることができるので選択肢として有効ですね。