韓国には、2020年現在14の世界遺産が登録されており、ソウル市内には、昌徳宮と宗廟の2か所があります。
今回ご紹介するのは、李氏朝鮮歴代国王とその妃の位牌を祀っている宗廟です。
住所:157 Jong-ro, Hunjeong-dong, Jongno-gu, Seoul, 韓国
1995年 ユネスコ文化遺産に登録
時間 | 3~10月:9:00~18:00、11月~2月:9:00~17:30 |
定休日 | 火曜日 |
料金 | 1000ウォン:19~64歳、500ウォン:7~18歳、無料:0~6歳、65歳以上 *1000ウォン=100円程度 |
公式URL | http://www.jongmyo.net/ |
*100円=1050ウォン程度
下記がチケットです。
宗廟には正殿と別廟の永寧殿があり、正殿には李成桂以来の功績ある19人の王とその王妃が計49位、
永寧殿には正殿に祭られなかった王と王妃、その他王族が祭られています。
位牌を収める小部屋が東西に連なる正殿は、国王らが亡くなり位牌が増えるたびに増築され、101mもの長大な建築になりました。
単一の木造建造物では世界最長ともいわれます。
位牌が安置された各部屋の扉「板門」は、祭礼儀式の時以外は堅く閉じられています。
板門の表面をよく見てみると所々隙間があるが、これは魂が自由に出入りするためであると言われています。
1395年(太祖4年)に建てられて以降、毎年ここで宗廟祭礼儀式を行っています。
そして、毎年5月の初旬に王の末裔あたる全州李氏一族が集まり、雅楽が響くなか、一族が正殿の朱色の廊下を
伝統的な衣装に身を包み、宗廟の正殿を歩きます。
そして、この宗廟と宗廟儀礼楽は、世界遺産に登録されており、宗廟儀礼楽は、毎年5月の第1日曜日に執り行われています。
祭礼儀式は、神を迎える儀式・神をもてなす儀式・神を見送る儀式と3つの順序で進行します。
朝鮮文化を知ることが出来る王朝絵巻が600年も続いています。
何かの撮影なのかわかりませんが、板門があいた状況を見る頃ができ、かつ王朝絵巻の雰囲気も堪能できてよかったです。