フィリピンのルソン島北西端にあるイロコス・ノルテ州の州都であるラオアグ。
南シナ海に面しており、ルソン島で最も美しい州といわれており、ラオアグ周辺には、スペイン統治時代の教会も多数残っておいます。
イロコス州は、マルコス元大統領の出身地としても有名で、20年にも渡り独裁的な政治を行い、1986年に人民革命により
失脚しましたが、現在は、生家が観光地となっており、訪れる人も多いそうです。
住所:5HWW+WV6, Ilocos Norte Provincial Capitol, J.P. Rizal St., Laoag City 2900, Laoag City, Ilocos Norte, フィリピン
観光場所ではありませんが、建物の外観もとても美しく絵になる州庁舎です。
住所:5HVV+W9P, A. Bonifacio, Laoag City, Ilocos Norte, フィリピン
1707年に地震の後に建てられ、街のシンボルにもなっており、その名の通り地面に沈んでいるレンガ造りのベルタワーは、
4つの階から成り、高さ45メートルもあります。
これまで1年に1インチずつ沈んでいると言われていましたが、改修工事により、今は止まっているそうです。
河が近いことによる砂が多い土壌が、この巨大なベルタワーを少しずつ沈めていた原因だったようです。
現在は、入ることができないのが残念です。
住所:5HVV+H97, Laoag City, Ilocos Norte, フィリピン
時間 | |
定休日 | なし |
料金 | 無料 |
教会は1612年にイタリアのルネサンス様式でアウグスチノの司祭によって建てられ、北イコロス州最古の教会のひとつです。
現在の形になったのが、1650~1700年代の間で、フィリピン人の革命家やアメリカ人に占拠されたり、地震や火事の被害を
受けたりしましたが、その都度修復されてきました。
建物のファサードは、イタリアン・ルネッサンス様式で、蝋燭をモチーフにしたような前面の意匠が特徴的です。
教会内部は、いたってシンプルで、ステンドグラスもありませんでした。
フィリピンの街並みの中でも、田舎ながらののんびり感とスペイン文化が融合したラオワグ州は、
観光のポテンシャルが高いエリアに感じました。
私は、日帰りで、駆け足で観光しましたが、時間をかけて町を見て回っても楽しそうです。