タジキスタン西部ソグド州のザラフシャン川沿いにあり、ウズベキスタンの国境の町であるパンジャケントは
サマルカンドからも60㎞程度と近く、日帰りでも十分に訪れることができる町です。
ソクド州は、ウズベキスタンのサマルカンド、ブハラとともに、古代国家ソグディアナの一部でもありました。
ペンジケント遺跡は、高台にあり、まわり見渡すことができます。
住所:FJPC+7MP, Panjakent, タジキスタン
時間 | 不明 |
定休日 | 無休 |
料金 | 30ソモニ |
下記が、博物館のチケットです。
こちらが価格表です。
外国人は3番目の30ソモニです。
1933年のこの近くに住んでいた羊飼いがたまたま見つけた遺物をきっかけに、ペンジケント遺跡の発掘が始まりました。
8世紀にアラブ襲来の時に住民が町を放棄したままの状態で、古代都市の原形がとどめているため「中央アジアのポンペイ」
と呼ばれています。
8世紀遺構の下には、5世紀の町が広がっていると言われているペルシャ系の民族ソグド人が築いた都市遺跡です。
メインストリートには、商店、住居が並び、ゾロアスター教の寺院や宮殿がありましたが、現在は、ほぼ原形を留めていません。
高台のため、眺望がすばらしいです。
この道路の下に、かつてに道が存在するそうです。
後ろの山は、ザラフシャン山脈です。
途中、住居跡も見ることができます。
こちらは拝火教(ゾロアスター教)の寺院で、この2つのアーチの下で火を炊いたと考えられています。
横には、小さな博物館が併設されています。
博物館内では、貴重な壁画や発掘された品々をみることができます。
色鮮やかな壁画は、ロシアのサンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館やタシケントの歴史博物館に
保存展示されているのもあるそうです。
パンジャケントはトルキスタンとザラフシャン山脈に囲まれ、この山脈の間をザラフシャン川が流れていますから遺跡だけではなく、
大自然の絶景を満喫することも出来るで、遺跡好きには、サラズム遺跡とセットでみてもらいたい場所です。