日本を代表する観光地。古都京都。
古くは、794年、桓武天皇によって平安京が誕生して以来、1000年以上もの間都として栄えた都市です。
東山・西山・北山など三方をを山に囲まれた美しい自然と数々の歴史的建造物が並んでいます。
1994年 ユネスコ文化遺産に登録
「古都京都の文化財」は、京都府京都市・宇治市・滋賀県大津市にまたがる17の寺社仏閣で構成されています。
国宝(建造物)や特別名勝(庭園)がある、または遺産の敷地全域が史跡などに指定されているなどで
遺産そのものの保護の状況に優れていること、時代・文化を代表する建立物であることなどを理由に選ばれました。
京都府京都市
京都府宇治市
滋賀県大津市
住所:〒611-0021 京都府宇治市宇治蓮華116
時間 | 庭園:8:30~17:30 鳳凰堂内部:9:30~16:10 |
定休日 | 無休 |
料金 | 大人:600円 中高生:400円 小学生:300円 |
公式URL | 世界遺産 平等院 (byodoin.or.jp) |
下記は、チケットです。
平等院は、「源氏物語」の主人公光源氏のモデルと言われた左大臣源融の別荘として造られ、永承7年(1052年)、
関白藤原頼道によって寺院に改められ、平等院と名称になり、極楽浄土を構想する当時の浄土思想に基づいて作られた寺院の典型です。
鳳凰堂は、天喜元年(1053年)、仏師定朝作の阿弥陀如来(国宝)を安置する阿弥陀堂として建立されました。
庭園は、浄土式の借景庭園として史跡名勝に指定され、現在、鳳凰堂の州兵や反橋、小島などが整備されています。
そして、日本人にとって一番なじみの近いのが、10円硬貨ですよね?
昭和26年(1951年)に鳳凰堂が10円硬貨の意匠として閣議決定し、採用されました。
鳳凰堂が十円硬貨に選ばれた理由は、平安時代から現存する希少な寺院であり、建物に特徴があるといったことがあげられます。
2004年11月発行の一万円札に関しても、福沢諭吉の肖像は変更なしで、裏の絵柄のみキジから平等院鳳凰堂の屋根に立つ
鳳凰像のイラストに変更されています。
中堂へは橋を渡り翼廊を通って行きます
本尊の阿弥陀如来座像は、高さ約2.5m。当時最高の仏師と言われた定朝(じょうちょう)作として確証のある唯一の作品です。
写真はぶれぶれですが、証拠写真ということで。
訪問したのが、夕方のため、宇治上神社行く前に一枚だけ撮影してみました。
住所:〒611-0021 京都府宇治市宇治山田59
時間 | 9:00~16:30 |
定休日 | 無休 |
料金 | 無料 |
治暦3年(1067年)に後冷泉天皇が平等院行幸の際、離宮明神に神位を与えたとされている。
藤原氏が平等院建立の後、宇治上神社はその鎮守社として位置ずけられ、崇敬を集めたといわれています。
祭神は、応神天皇と菟道稚郎子、その兄の仁徳天皇とされており、隣接する宇治神社と併せて宇治離宮明神と
呼ばれていましたが明治時代に分離さてました。
横に3つの並んだ社殿全体の流造りの覆屋でおおった構造の本殿は、平安時代後期の造営とされ、現存する日本最古の神社建築。
拝殿は、鎌倉時代の寝殿造りの様式をよく残し、とくに縋破風と言われる手法を用いた屋根の美しさは別格です。
拝殿の前には、円錐の盛り砂があり「清めの砂」と呼ばれています。
神様の依り代となるもので、9月1日に行われる「八朔祭」に奉納され、1年間神社を清めています。
正月などの祭りごとの時には、この砂を撒いてお祓いするそうです。
室町時代に7つの優れた茶園「宇治七茗園」が作られ、その栽培に欠かせない水として「宇治七名水」と呼ばれる名水があり
宇治上神社内にある「桐原水」は、宇治七名水のひとつとして名を馳せました。
現在は、現存するものは、この「桐原水」のみですが、飲料水として使用できません。
藤原一族の守護神を祀っているようである。平等院の鎮守社として藤原一族の繁栄を願って築造されたものと言われています。
この上にお願い事をしながら、小石をそっと乗せて落ちなければ叶うという言い伝えがあります。
京都の宇治にある2つの世界遺産。
京都の中心地から少し離れていますが、2つの遺産は近いので、宇治抹茶など食べながら散策しみては
いかがでしょうか?