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ムガール帝国3大皇帝が住んだ赤砂岩のアーグラー城を探索してみた。

インドには2020年現在、文化遺産が30件、自然遺産が件、複合遺産は1件の合計38の世界遺産があります。

今回、私が訪れた北インドの世界遺産は、14件の中9件訪問しました。

  1. アーグラ城塞
  2. タージ・マハール
  3. カジュラーホーの建造物群
  4. ケオ・ラディオ・ガナ国立公園
  5. ファーテプル・スィークリー
  6. サーンチーの仏教建造物群
  7. フマユーン廟
  8. クトゥブ・ミーナールとその建造物群
  9. ビームベートカーの岩陰遺跡
  10. ラール・キラーの建造物群
  11. ジャイプルのジャンタル・マンタル
  12. ナンダ・デーヴィー国立公園と花の谷国立公園
  13. ラージャスターン州の丘陵要塞軍
  14. ラージャスターン州のジャイプール市街

今回、ご紹介するのは、悲しみの城 アーグラ―城です。

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アーグラー城 (Agra Fort)

住所:インド 〒282003 Uttar Pradesh, Agra, Rakabganj, アーグラ・フォート

1983年 ユネスコ文化遺産に登録

基本情報

時間 日の出から日没まで
定休日 無休
料金 600ルピー(A.D.Aチケットは、タージ・マハルで一度払えば同日入場に限り不要となり、250ルピー)
公式URL https://www.agrafort.gov.in/indexNew/index.html

*100ルピー=145円程度


アーグラー城は、3代皇帝のジャラールッディーン・アクバルによって1565年に、彼の居城として建てられ
ムガール帝国の権力の象徴的な建造物となりました。

しかし、その後、タージマハルを建てた5代皇帝シャー・ジャハーンが自身の子供アウラングゼーブに
よってこの城に8年間幽閉され、タージ・マハルを眺めながら74歳で死去したなど悲しい歴史のある城でもあります。

アマル・スイン門

ジャハーン・ギール宮殿

フマユーン廟に代表されるイスラム建築とヒンドゥーの建築が融合されたアクバル式で建てられた宮殿で、
左右対称のファサードの上にチャトリ(小塔)が両端に設置されています。
また、表面のファサードには、白大理石の象嵌が埋め込まれています。

中にはいると、赤砂石がまるで木で造られたような造作に見えます。

ディワーネ・アーム(一般謁見の間) (Diwan-i-Am)

もともと木造であったが、シャー・ジャハーンが白大理石で建て替えを行い、玉座の後ろの部屋の壁面には、
彩りの宝石が埋め込ませたそうで、また、前面の3廊列柱ホールもとても美しいですね。

高さ7mの巨大アーチが9連も続きます。

こちらは、玉座です。

カース・マハール (Khas Mahal)

第5代皇帝シャー・ジャハーンの妻と娘たちの住居。

下の写真は、子供達の寝殿です。ゴールデンパビリオンと呼ばれています。

ムサンマン・ブルジェ

5代皇帝ジャー・ジャハーンが、8年間もの間幽閉されていた場所です。
ここから、タージ・マハルを眺めていたそうです。

中の壁面には、象嵌が施さています。

下の黄金の屋根の塔は、「囚われの塔」と呼ばれて、シャー・ジャハーンが幽閉されていた場所だそうです。

ディーワーネ・カース(貴賓謁見の間) (Diwan-i-Khas)

真珠のモスク

一般的には、公開されていません。

タージ・マハルとアーグラー城。歴史を感じる2つの世界遺産は、ゆっくり回って当時の皇帝達の気分を
感じてみてはいかがでしょうか?

また、夜には、私は行ってませんが、音と光のショーが開催されており、ムガル帝国の時代を物語を聞くことができます。
時間がある方は、是非体験してみてください。



Wandering Traveler