エルサレムから南へ約10㎞、標高726mの小高い丘の上にある聖地ベツレヘムは、
ヘブライ語聖書では「ダビデの町」とされ、新約聖書ではイエス・キリストの生誕地とされています。
その後、529年にサマリア人によって奪われたが東ローマ帝国のユスティニアヌス1世が再建し、
637年、イスラム教の正統カリフ、ウマル・イブン・ハッターブによって征服されました。
1099年、十字軍はベツレヘムを陥落させた後、要塞化し東方正教会の神父からカトリックの神父に換えたが、
サラディンに街が落とされるとカトリックの神父は追い出された。1250年に始まるマムルーク朝により壁が破壊されたが、
オスマン帝国の時代に再建されました。
第1次世界大戦中にイギリスがオスマン帝国からその支配権をもぎ取ると、1947年のパレスチナ分割決議につながり
1948年第一次中東戦争が始まりヨルダンが併合しましたが、1967年の第三次中東戦争ではイスラエルに占領されました。
1995年以降、ベツレヘムはパレスチナ自治政府が治めています。
そんなパレスチナ自治区にあるベツレヘムの行き方を紹介します。
エルサレムからベツレヘムへと向かうバスは、旧市街北側のダマスカス門の近くにある、
地図上のHaNevi’im Terminalから発車します。
バスステーションは、わかりやすい場所にあるので迷わないかと思います。
路線バスの番号は、231番になります。
ベツレヘムのバス停の周りには、タクシーの勧誘がひっきりなしに来ます。
「すぐにバスが出ない」とかいろいろ言ってきますので注意してください。
ベツレヘム?と聞けば答えてくれますので、不安の場合は聞いてみましょう。
また、アラブバスは、現金しか使えないと記載している記事がありますが、2023年8月現在では
イスラエルで使えるRav-Kavカードを使うことができました。
バスの乗車時間は、40分程度で、ベツレヘムに到着します。
途中、遠回りするのですが、
順路は、下記の地図のように移動します。
到着すると降りろとの指示があります。
特段なにもない場所なので、帰りの場所をきちんと覚えておくとよいです。
ここから聖誕教会までは、下の写真のような場所を通りながら進んでいきます。
距離にして、1㎞以上で15分程度かかります。
途中、球体のオブジェがあります。
帰りのエルサレムへのバス停は、下記になります。
何があるかわからないのですが、ここから出発します。
ベツレヘムは、パレスチナ自治区にあるため、エルサレムに戻る場合は、途中下車して、パスポートチェックを受けます。
帰りのバスは、HaNevi’im Terminalへ到着するのではなく、ダマスカス門の側で止まります。
ベツレムは、パレスチナ自治区になるため、パスポートが必須になりますので忘れないように注意してください。