イスラエル第三の都市、ハイファからバスで行ける世界遺産があるベト・シェアリーム国立公園。
ハイキングコースもあり、地元の人達が思い思いで公園で寛いでいました。
2015年 世界文化遺産に登録
ハイファの南東約20㎞にある古代ユダヤ人による岩窟墓群で、造られたのは主に、2世紀から4世紀にかけてで、
ユダヤ人が第二次ユダヤ戦争に敗れ、ローマ帝国が、ユダヤ宗教や文化を根絶しようとした時期とも重なります。
岩窟墓内部には、ユダヤ教のシンボルは、もちろん、ギリシャ神話にまつわるものや幾何学模様など
様々な彫刻が施されており、ギリシャ語、アラム語、ヘブライ語など様々な言語で刻まれた碑文も残っています。
住所:Kiryat Tiv’on, イスラエル
時間 | 8:00~17:00 |
定休日 | 無休 |
料金 | 無料 |
ベト・シェアリームは、なかなかイスラエルの旅行で、立ち寄ることがない場所で、ツアーもほとんどないので
移動する場合は、バスで行くのが一般的だと思います。
ただ、バス停から遺跡までは、かなり歩きますので、真夏の場合、注意が必要です。
タクシーがあるなら利用するのもありです。
そして、岩窟墓群は、国立公園の中にあります。
数カ所の岩窟墓群が、敷地内に点在しています。
入口に一番近い場所は、岩窟の展示コ―ナーになっており、ライトアップされて、様々な品々が展示されています。
中に入ると、石棺などには、ギリシャ語やヘブライ語やアラム語など様々な言語が彫られています。
動物が彫られている石棺
そして、この記号は、ユダヤ教の象徴的存在となり、シナゴーグの床におけるモザイク、柱頭、石棺、
その他の器具に模様が描かれています。
このメノーラーは、エルサレムの受難の象徴となり、後にはイスラエルの国章にも採用されています。
点在している岩窟墓群。
イスラエルの世界遺産でも、あまりメジャーではありませんが、岩窟群は、見る価値があります。
私は、時間の関係で全体を見切れませんでしたが、丘の上には、建物の遺構も見られ、さらに丘を登ると素晴らしい景色を
見ることができるそうです。
ちょっと行きづらい場所ですが、是非、足を延ばしてみてください。