メキシコに観光に行く場合は、通常、メキシコシティで歴史の足跡を辿る旅やカンクンなど
歴史+リゾートで満喫なんていう旅が王道ですね。
しかし、今回ご紹介するエリアは、バハ・カリフォルニア半島は、遺跡などはないエリアで
ビーチリゾートもありますが、わざわざこのエリアに来る人も少ないと思います。
でも、なぜこのエリアに来るかというと目的は、ずばりダイビングです。
このエリアは、2005年に「カリフォルニア湾の島々」という名称で自然保護区世界遺産に登録されており
豊穣の海には、いろいろな生命が集まるダイビング天国です。
カリフォルニア湾は、メキシコ北西部、北米大陸とバハ・カリフォルニア半島との間の南北方向に伸びる細長い湾です。
面積約160,000km²で、湾内の主要な島としては、アンヘルデアグアルダ島やティブロン島がありますが、
244の島々や海岸など9ヵ所の保護地域を含みます。
半閉鎖性の湾内は海洋生物の宝庫となっており、湾内の島々は、アメリカオオアジサシ、オグロカモメなどの海鳥の繁殖場となっているほか、クジラ、イルカ、カリフォルニアアシカ、シャチ、ゾウアザラシなど海生哺乳動物が回遊しています。
私がいつもフォームにしているのが、ラパスという町です。
以前は、アメリカのロスからエアロカリフォルニア航空でラパスまで行けたのですが、2008年から運行停止となり
現在では、アエロメヒコ航空で、メキシコシティ経由でラパスに入るか、アメリカン航空は、ダラス経由、デルタ航空は、
ロサンゼルス経由で、サンホセデルカボ(ロス・カボス)に入る形となりました。
ちなみに、サンホセデルカボから、ラパスまでは、車で3~4時間かかります。
ラパスは、スペイン語で「平和」を表すように、大変のどかな港町で、メキシコの中でもかなり治安がいい方だと思います。
ラパスと言えば、ダイビングでアシカと遊ぶことができることで有名ですが、それ以外も大物が狙える海としても有名です。
主なポイントは、
下の写真は、それぞれのポイントで撮影したものです。
まずは、「ロス・イスロテス」です。
岩の上には、カリフォルニアアシカがたくさんいます。
野生のカリフォルニアアシカがなんと約400頭も生息していて、 海中を泳ぎ回る子アシカと触れ合えることが可能です。
9月頃には、子供のアシカと遊ぶことが出来、フィンやシュノーケルなど噛んでじゃれついてきます。
そして、「エル・バホ」
ここは、一番上でも水深18~22mはあり、根の一番上から水深30mくらいまで流し、ハンマーヘッドを探していきます。
流れも強いことが多いので博打的ポイントでもあります。
ポイントへ移動する場所でもカジキマグロがジャンプするところが見えたり
イルカの群れなんかも出くわします。
私のお世話になったバハダイビングサービスでは、ダイビングショップからセスナでジンベイを探します。
そして、ジンベイザメを見つけたら、シュノーケリングかダイビングを行います。
水中の中のジンベイザメ。
ゆっくりに見えてもめちゃくちゃ早いです。
とにかく、バハ・カリフォルニアの豊穣の海には、大物生物がたくさんいます。
まさに、世界遺産に値する素晴らしい海です。
夕焼けがとても似合う街並みです。
そして、イーグルスの有名な曲に「ホテル・カリフォルニア」という曲があり、この曲は、架空のホテルを舞台にした
ストーリーの歌詞になっておりますが、そのホテルのモデルは諸説ありますが、実はここ、バハ・カリフォルニア州のホテルが
モデルではないかと言われていますが、ちなみに、同名のホテルが、バハ・カリフォルニア・スール州トドス・サントスにあります。
ラパスがモデルではないのですが、この曲の調べを聴きながら街歩きをしてみるのもお勧めします。