フランス人によって築かれた街 世界遺産「サンルイス歴史地区」を探索してみた。

サン・ルイスは、ブラジルで唯一、フランス人によって
築かれ、名前もフランス皇帝ルイ14世にちなんで名付けれた街です。

当時、フランス人たちによって赤道地帯のフランスを作ろうとしたが
ポルトガルに追われてしまい、その後は、ポルトガル人の街となりました。

その後、サンルイスは、砂糖や綿花の輸出港として繁栄し、富を得たポルトガル人たちが
競って立派な邸宅を建て、正面の壁をヨーロッパの美しいタイルで飾りました。

その美しい街並みが世界遺産に登録されました。

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サン・ルイス歴史地区 (Centro Histórico de São Luís)

1997年 ユネスコ文化遺産に登録

サン・ルイスはラテン・アメリカで、最も大きく最良の状態で保存された植民地時代のポルトガル風建築が残っています。

住所:Praça Dom Pedro II, S/N – Centro, São Luís – MA, 65010-450 ブラジル


サンルイスは、サルネイ元大統領がこの街の出身ということもあり
復興プロジェクトが、始まり、植民地時代の街並みがよみがえりました。

街並みは、特徴的なタイルを貼った建物が数多く並んでおり17~18世紀
のヨーロッパを彷彿させる雰囲気を出しています。

そのなかで、サンルイスには、象徴的な建物がいくつかあります。
そちらを含めてご紹介していきます。

セー教会 (Igureja da Se)

1622年に、イエズス会によって建てられた教会。
1922年に改修工事で、現在の形となりました。

サン・ルイスの守護神であるノッサ・セニョーラ・ビトリアが祀られています。

ライオン宮 (Palacio dos Leoes)

住所:R. Dom Pedro II, S/N – Centro, São Luís – MA, 65010-070 ブラジル

ライオン宮殿の由来は、入口にライオンの像があることからそう呼ばれているそうです。

元はフランス軍が、フランス王ルイ9世に敬意を表しサンルイスという名前の要塞の建設を始めました。
ポルトガル人たオランダ人によって占拠され、1766年に古い要塞を取り壊し、新しい宮殿を建設し、今の形になりました。

写真では、小さくてわかりづらいですが入口にライオンの像が並んでいます。

カルモ教会 (Igreja do Carmo)

住所:R. do Egito, 102 – Centro, São Luís – MA, 65020-230 ブラジル

1627年に建造された教会で、1894年に牧師のカプチーノが買い取り、現在の形のカルモ教会に築いたそうです。

中に入ると荘厳な雰囲気がし、当時の面影を感じます。

旧市街は、端から端まで30分程度で歩くことができます。

印象的な青タイルの建物。

街並みとしては、まだまだ復興中という感じですがある意味歴史を感じれる場所です。

サン・ルイスは、現在、ラテン・アメリカで最も最良の状態で、植民地時代のポルトガル風建築物を見ることができます。

小さい街なので是非、街歩きを楽しんでください。

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