アゼルバイジャン共和国の首都バクー郊外、
市中心部から約20〜25kmの場所に位置する
ヘイダル・アリエフ国際空港(Heydar Aliyev International Airport)は、
同国最大の国際空港です。
カスピ海西岸に広がるバクーは、世界遺産「バクーの城壁都市」をはじめ、
近未来的な高層ビル群や炎をモチーフにした独特の景観で知られています。
その玄関口となるのがヘイダル・アリエフ国際空港です。
私もアゼルバイジャン旅行の際に利用しましたが、
空港は近代的で清潔感があり、
初めて訪れる国とは思えないほど利用しやすい印象を受けました。
今回は、到着後のアライバルビザ取得方法から入国の流れ、空港施設、
市内アクセスまで実体験を交えながら紹介します。
目次
ヘイダル・アリエフ国際空港(Heydar Aliyev International Airport)
住所:Baku, Azerbaijan
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | Heydar Aliyev International Airport |
| IATAコード | GYD |
| 所在地 | バクー中心部から約20〜25km北東 |
| ターミナル | 第1ターミナル・第2ターミナル |
| 主な利用航空会社 | Azerbaijan Airlines(AZAL)ほか |
| 公式サイト | https://www.airport.az/ |
ヘイダル・アリエフ国際空港について
現在の空港名は、アゼルバイジャン共和国第3代大統領であり現代アゼルバイジャン
建国の父とも呼ばれるヘイダル・アリエフに由来しています。
旧ソ連時代から存在していた空港ですが、近年大規模な再開発が行われ、
2014年には現在の第1ターミナルが開業しました。
木材を多用した独特のデザインが特徴で、
内部には巨大な木製ポッド型ラウンジスペースが設置されるなど、
他国の空港ではあまり見られない近未来的な空間が広がっています。
ヨーロッパとアジアの結節点に位置することから、
近年は中央アジアやコーカサス地域の重要なハブ空港としての役割も担っています。
入国の流れ
案内表示に従って進むだけなので迷うことはほとんどありません。



アゼルバイジャンのビザ制度について
アゼルバイジャンは原則としてビザが必要な国ですが、
日本国籍のパスポート保持者には特例措置が設けられています。
日本人はビザ費用が免除
日本国籍のパスポート保持者は、
- ビザ費用が無料
- 滞在30日以内であれば空港でアライバルビザ取得可能
- 事前の電子ビザ(e-Visa)取得不要
となっています。
この制度は2019年から実施されている日本国籍者向けの特例措置によるもので、
日本人は空港到着時に無料でアライバルビザを取得できます。
ただし、「ビザ不要」という意味ではありません。
ビザ料金は免除されますが、空港到着後にアライバルビザ取得手続きは必要となります。
アライバルビザの主な要件
日本人旅行者が利用する場合の主な条件は以下の通りです。
- 日本国籍であること
- パスポート残存有効期間が6か月以上
- 滞在期間30日以内
- 空港到着後にアライバルビザ取得
- 15日を超えて滞在する場合は滞在登録が必要
滞在登録は宿泊施設が代行してくれる場合もあります。
長期滞在予定の場合は事前にホテルへ確認しておくと安心です。
ビザ申請端末の実際の様子
飛行機を降りて案内表示に従って進むと、
まずアライバルビザ申請用の端末エリアへ到着します。
ここでビザ申請を行わないと入国審査へ進めません。
到着便が重なる時間帯はかなり混雑することもあり、
端末前に長い列ができている場合があります。
私が訪れた際も複数の便が到着していたため混雑していました。
ところが係員に日本人であることを伝えると、
別の空いている端末へ案内してくれました。
偶然かもしれませんが、非常に親切な対応だったことを覚えています。
ビザ申請端末の操作方法
ただ、ビザが免除になったからと言ってビザが免除になったのではなく、
ビザの費用が無料になったということなので端末上での申請は必要になります。
操作方法
- 画面をタッチ
- パスポートを端末にかざす
- 以下の項目を入力
- パスポート種別
- 渡航目的
- 滞在先
- 電話番号
- メールアドレス など
注意点
私が少し戸惑ったのはメールアドレス入力です。
キーボード上の「@」記号の位置が分かりにくく、入力に時間がかかりました。
慣れていない方は焦らず操作するのがおすすめです。
申請完了後にはレシート状の紙が印刷されます。
これがアライバルビザとなるため、入国審査が終わるまで大切に保管しましょう。
到着便が集中する時間帯は端末待ちも含めて意外と時間がかかる場合があります。
余裕を持って行動することをおすすめします。


入国審査〜到着ロビーへ
ビザ取得後は通常の入国審査へ進みます。
入国審査ではパスポートとビザ用紙を提示します。
私の場合は特に質問もなく、短時間で通過することができました。
その後は手荷物受取エリアへ進み、
荷物を受け取って税関を通過すれば入国完了です。
全体として非常にスムーズで、
初めてのアゼルバイジャン入国でも不安を感じる場面はほとんどありませんでした。



到着後の空港施設
到着ロビーには旅行者向け施設がまとまっています。
主な施設は以下の通りです。
- ATM
- 銀行
- 両替所
- SIMカード販売カウンター
- レンタカー会社
- カフェ
- 観光案内所
空港の規模は大きすぎず、案内表示も分かりやすいため迷う心配は少ないでしょう。
現地通貨マナトの入手やSIMカード購入も空港内で済ませることができます。


バクー市内へのアクセス
Aero Express(空港バス)
もっとも利用しやすい公共交通機関が空港バス「Aero Express」です。
空港とバクー市内中心部を結んでいます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所要時間 | 約30〜40分 |
| 運行間隔 | 約20〜30分 |
| 到着場所 | 28 May駅周辺 |
| 支払い | BakıKart利用 |
BakıKart(バクーカード)は市内の地下鉄やバスでも利用できる交通ICカードです。
旅行中に何度も公共交通機関を利用する予定なら購入しておくと便利です。
タクシー
荷物が多い場合や深夜到着の場合はタクシーも便利です。
所要時間は約20〜30分です。
正規タクシーを利用し、乗車前に料金を確認しておくと安心です。
バクー観光の起点として便利な空港
ヘイダル・アリエフ国際空港は、
近代的な設備と分かりやすい動線が整った利用しやすい空港です。
アライバルビザ取得という一手間はありますが、
日本人であれば費用が免除されるため手続きの負担は比較的軽く済みます。
また、市内へのアクセスも良好で、
到着後すぐに世界遺産の旧市街やフレイムタワー、
カスピ海沿いの遊歩道などへ向かうことができます。
コーカサス地方への旅が初めての方でも、安心して利用できる空港だと感じました。
旅の終わりに
ヘイダル・アリエフ国際空港は、アゼルバイジャン旅行の最初に訪れる場所です。
到着直後はビザ申請や入国手続きに少し緊張するかもしれませんが、
実際には案内表示も分かりやすく、手続き自体も難しくありません。
私自身も初めてのアゼルバイジャン入国でしたが、
想像していたよりスムーズに到着ロビーまで進むことができました。
空港を出てバクー市内へ向かう車窓から見える近未来的な街並みは、
これから始まるコーカサスの旅への期待を大きく高めてくれます。
ヘイダル・アリエフ国際空港を起点に、
世界遺産の城壁都市や炎の国ならではの絶景スポットを巡りながら、
アゼルバイジャンの魅力を存分に楽しんでみてください。
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