ベトナム中部エリアの観光地の中で、起点となるダナンの街は、ビーチリゾートとしても有名です。
ただ、観光の観点から行くと、世界の街「ホイアン」や「フエ」の街に比べるとちょっと弱い気がします。
その中で、ダナン市内のパワースポットとして有名な場所が五行山を紹介します。
五行山はその名の通り、半径500mほどのエリアに5つの小さな山が集まっており、
英語ではMarble Mountainと呼ばれていますが、これは五行山が大理石でできているためです。
住所:81 Huyền Trân Công Chúa, Hoà Hải, Ngũ Hành Sơn, Đà Nẵng 550000 ベトナム
時間 | 7:00~17:30 |
定休日 | 無休 |
料金 | 50,000ドン(280円程度) |
五行山は、ベトナム最後の王朝であるグエン王朝の第2代皇帝ミンマン帝が、陰陽五行説を元に名付けた聖地で、
別名「マーブルマウンテン」とも呼ばれるており、大理石でできた、5つの山で構成されています。
この5つの山は風水でも有名な陰陽五行説を元に名付けられていて、宇宙を構成するホアソン(火)・トゥイーソン(水)
・モックソン(木)・キンソン(金)・トーソン(土)をモチーフにしています。
ここを歩く場合、100段くらいの階段を歩きます。
体力温存したい方は、エレベータの利用をお勧めします。
エレベータを降りると一番はじめに見えてくる7重の塔があり、中には釈迦像が安置されています。
リンウン寺は五行山のメインの山である水山に位置しており、ベトナム阮朝の初代皇帝嘉隆帝の時代に初めて建てられ、
次の皇帝である明命帝が在籍した1825年にお寺は改築されました。
境内には、3体の仏像が並んでいます。
トゥイソン山で2番目に大きい洞窟で、チャンパ様式の文様やお釈迦様が祀られています。
洞窟内にある仏像に目が行きがちですが、ここのメインは、ずばり裏道です。
実は更にその奥には、体をかがめて進める通路があり、そこから外へ出ることができ
涼しい風が抜けることから「雲通洞」と名づけられています。
狭い洞窟をのぼるとHeaven Gateの側にでます。
ヘブンゲートは、整備された道からも行くことができます。
洞窟から来る場合は、かなり急な場所を登るので整備された道から来るのか考えてから来ることをお勧めします。
結構、小さめな洞窟です。
五行山には、何カ所か展望台がありますが、ここが最高地点です。
急な階段が続くので、体力のない方は他の展望台に回った方がいいかもしれません。
次期にもよりますが、日中はうだるような暑さになります。
トゥイソン山最大の見所であり、その入り口にあるのがホアギエム洞窟です。
入口には「ポーナガー」と呼ばれるチャム族の女神様が祀られています。
ベトナム戦時下にアメリカ軍の空爆により、大きな穴が空いた洞窟で、五行山のメインと言ってもいいかと思います。
洞窟内に入る光のカーテンは、神秘さをより増しています。
大黒様が中心にどんと構えていおり、赤い屋根が特徴的な寺院です。
木造のファサードがなんとも綺麗な御寺です。
トゥータム寺 (Tu Tam Pagoda)近くの展望台です。
アンフー洞窟は、実は山のふもとにあり、エレベーターのすぐ横ですが、以外に忘れがちです。
しかも、この洞窟はかなりの広さがあり、歴史的な感じよりもライトアップなど見せるためのアトラクション感があります。
どうしても日本人の感覚にはなじまないライトアップ。
そして、洞窟を進んでいくと地獄門と呼ばれるエリアがあり、下へ降りていくと、地獄を表したような
世界観を感じることができます。
逆に、洞窟の上へ行くと、地獄とは逆の天国ではないですが、多くの仏像が置かれています。
だだ、この上の展望エリアに行くにはかなり急な階段を登って行かなければなりません。
ガイドブック等では、1~2時間なんて書かれておりますが、実際、全部回ろうとすると半日近くかかると思います。
ダナン市内は、これと言って観光スポットが少ないだけに、半日たっぷり観光できるので重宝します。
是非、ダナン一の観光スポットを時間をかけて歩いてみてください。