旅行の醍醐味のひとつが、その土地の生活が凝縮された市場(バザール)巡り。
世界遺産の街・サマルカンドにも、観光名所とはまったく異なる“日常の顔”を体感できる巨大バザールがあります。
それが、ショブ(シヨブ)バザール(Siab Bazaar)です。
レギスタン広場やビビハニム・モスクと並び、
サマルカンド観光では外せない存在でありながら、
ここは今も地元の人々の生活を支える現役市場。
その歴史は、なんと 2000年以上前 にまで遡ると言われています。
住所:MX6H+QWW, Bibikhonim Str., Samarqand, Samarqand viloyati, ウズベキスタン
※正式名称は Siab Bazaar。
日本語では「ショブ」「シヨブ」などと表記されることがあります
ショブバザールは、
下段(地上部)と上段(屋根付きエリア) に分かれた構造。
エリアごとに扱う商品が異なり、
歩くだけでサマルカンドの食文化と暮らしが見えてきます。
市場の下部は、
地元の人々で最も賑わう生鮮食品エリア。
量り売りが基本で、
観光客よりも地元客が圧倒的に多いのが特徴です。
写真を撮るなら、
朝の時間帯(8〜10時頃) が最も活気があります。
スパイス売り場(上下両方に点在)
ショブバザール名物のひとつが、スパイス売り場。
特に有名なのが、サマルカンド産サフラン
ウズベキスタン国内でも品質が高いことで知られ、
香りの強さと色の濃さが特徴です。
スパイスは小袋に分けてくれるため、
少量購入→お土産にも向いています。
観光客に最も人気なのが、このエリア。
種類が非常に豊富で、味見を勧められることも多いです。
※値段交渉は軽めに
※まとめ買いすると割引されやすい
ショブバザールで絶対に見逃せないのが、ナン(ノン)売り場。
何軒もの専門店が並び、
壁一面に吊るされたナンは圧巻の光景です。
サマルカンドのナンは、
ことで有名。
ウズベキスタン人がサマルカンドを訪れると、
お土産にナンを買って帰るほどの名物だそうです。
市場内には、
なども販売されています。
本格的なお土産探しなら別途ショップがおすすめですが、
「市場らしい雰囲気の中で買う記念品」としては十分楽しめます。
壮麗なモスクや青のタイルに彩られた世界遺産の街・サマルカンド。
しかし、この街の本当の魅力は、石や装飾だけでは語り尽くせません。
ショブバザールに足を踏み入れると、
そこには 何世紀も変わらず続いてきた人々の暮らし があり、
買い物をする人、売る人、立ち話をする人たちの間に、
「今も生き続けるサマルカンド」が確かに息づいています。
歴史を見るだけでなく、
暮らしを“感じる”ことができる場所。
それが、ショブバザールです。
世界遺産巡りの合間に、
ぜひこの市場を歩いてみてください。
きっと、サマルカンドという街が、
これまでよりも少し身近に感じられるはずです。