ウズベキスタンが誇る国民的フルーツの祭典
ウズベキスタン西部、世界遺産イチャン・カラを有する歴史都市ヒヴァ。
今回この街を訪れた際、偶然にも メロン祭り「コブンサイル(Qovun Sayli)」 に遭遇しました。
「メロン祭り?」と最初は首をかしげますが、
実はこれ、ウズベキスタンを代表する国民的イベント のひとつ。
メロンをこよなく愛するこの国ならではの、
規模も熱量も想像以上のお祭りでした。
コブンサイルは、
毎年8月第1〜第2週の金・土・日の3日間 にかけて開催される、
ウズベキスタン各地で行われる伝統的なメロンの祭典です。
ウズベキスタンは、
世界でも有数のメロン大国として知られ、
という背景があります。
この祭りは単なる「食のイベント」ではなく、
メロンの品評会+地方文化の発表会 という性格を持っています。
ヒヴァでの開催場所は、
世界遺産イチャン・カラの東門(パルヴァン・ダルヴァザ)を出たエリア
東門を出るとすぐに、
イベント会場と通路沿いにずらりとブースが並び、
「何か始まっている」空気が一瞬で伝わってきます。
まず目を引くのが、
東門前に並ぶ大量のメロンモニュメント。
単にメロンを積んでいるだけでなく、
など、かなり凝った演出。
「こんなに種類があるのか」と、
ウズベキスタンのメロン文化が一目で伝わります。
ブドウでブドウを作る。
なんて斬新は発想。
しかし、メロンの種類があるのがわかりますね。
ヒヴァが属する ホラズム州の11都市 が、それぞれブースを出展。
各ブースでは、
が行われており、
まさに 農産物の博覧会 のような雰囲気です。
さらに驚くのが、
展示というより「参加型のお祭り」。
そして、ヒヴァのメロン祭り最大の衝撃ポイント。
メロン、スイカ、ブドウ、モモが実質食べ放題。
「え、これ本当に食べていいの?」と戸惑うレベルで、
普通に勧められます。
甘さも抜群で、
「ウズベキスタンのメロンが特別」と言われる理由を実感。
日が沈むと、会場は一気に別世界へ。
さらには、
気球まで飛んでいる という予想外の展開。
夜遅い時間でも人が途切れることなく、
「これは観光客向けイベントではない」とはっきり分かります。
地元の人の話によると、
最終日には花火も打ち上がる とのこと。
今回は残念ながら見ることができませんでしたが、
それだけでもこの祭りの規模感が伝わってきます。
昼間に少しだけ動画撮影をしてみました。
派手な演出というより、
人と音と果物に包まれた空気感 を感じてもらえれば。
世界遺産や名所巡りももちろん楽しいですが、
旅の記憶に一番強く残るのは、
こうした 地元の人たちの生活に根ざしたお祭り だったりします。
ヒヴァで偶然出会ったメロン祭りは、
ウズベキスタンという国の「素顔」を体感できる、
最高の旅のスパイスでした。
世界遺産イチャン・カラ観光と組み合わせやすく、
日中は遺跡、夕方から祭りという流れも無理なく楽しめるのが、
ヒヴァのメロン祭りの魅力です。
もし8月にヒヴァを訪れる予定があるなら、
ぜひ日程を少し合わせてみてください。