バンコク最大の中華街・ヤワラート。
漢字看板が連なる通り、線香の香り、屋台の熱気――
ここは「バンコクの中に現れるもうひとつの中国」とも言えるエリアです。
そんなヤワラートの中でも、さらに一歩踏み込んだ裏路地に、
「本当にここで合ってる?」と思ってしまうほどディープな場所にあるのが、
今回紹介する Jok One Table。
Google Mapを頼りに進んでも、
最後は一瞬立ち止まってしまうような路地ですが、
その先には“ミシュランが認めた一皿”が待っています。
住所:23 ตรอกอิศรานุภาพ Pom Prap, Pom Prap Sattru Phai, Bangkok 10100 タイ
店内にあるテーブルはわずか 2卓、
店外に 1卓 のみ。合計3卓しかありません。
そのため、ほとんどの客はテイクアウト。
実際に店内で食べてみると、
「レストラン」や「食堂」というより、
職人の作業場に近い空間という印象です。
装飾は一切なし。
あるのは、黙々と点心を作り続ける店主の姿と、
蒸気の立ちのぼる厨房だけ。
メニューは非常にシンプルで、全7種類。
価格帯は 100~440バーツ と幅がありますが、
個人で軽く食べるなら、以下の2択でまず間違いありません。
量・価格・満足度のバランスがよく、初訪問ならこのどちらかがおすすめです。
今回オーダーしたのは、
店主おすすめのエビ餃子(100バーツ)。
一口かじると、
まず驚くのが エビのプリプリ感。
皮は薄く、中にはぎっしりとエビが詰まっていて、
噛んだ瞬間に弾力と甘みが広がります。
添えられたタレは、
酸味と辛味のバランスが絶妙で、
シンプルな餃子の旨味をしっかり引き立ててくれます。
正直、これまで食べたエビ餃子の中で一番美味しいと感じました。
ミシュランに選ばれ続ける理由も納得です。
そして、次は、エビのライスヌードルロール(100バーツ)です。
エビ入りの米粉クレープ(クイッティアオ・ロード)でもちもちの米粉生地でエビを包み、
甘辛い中華系ソース+フライドガーリックがかかった一皿です。
軽食としても、
食べ歩きの一品としても優秀な一皿です。
観光客でごった返す
ヤワラートの大通りから少し外れ、
静かな路地で、
黙々と作られる本物の点心を味わう――。
Jok One Table は、
派手さはありません。
ですが、
確実に記憶に残る一軒です。
ヤワラートを訪れるなら、
ぜひこの
「裏路地のミシュラン店」
にも足を運んでみてください。