バンコクの中でも、特に美味しいローカルグルメが集まることで知られる中華街・ヤワラート。
夕方以降になると屋台や食堂が一斉に営業を始め、通り全体が巨大なフードコートのような賑わいを見せます。
そんなヤワラートで、地元民に長年愛され、ミシュランのビブグルマンにも何度も認定されてきた名店が
今回ご紹介する 「クイジャップウアンポチャナー(Guay Jub Ouan Pochana)」 です。
最寄り駅は MRTワット・マンコン駅。
駅から徒歩約10分ほどでアクセスできます。
住所:408 Yaowarat Rd, Chakkrawat, Chakkaphat, Bangkok 10100 タイ
最初に訪れると、正直かなり戸惑います。
私自身も、店の入口が分からず何度も素通りしてしまいました。
調べてみると、ここは 昔映画館だった建物を改装した店舗 とのこと。
その名残はあるものの、現在は赤い装飾が目立ち、
外観だけ見ると「ここが食堂なのか?」と分かりにくい印象です。
一歩中に入ると、ディープなヤワラートらしい空気感。
観光地的な綺麗さはありませんが、
地元民が日常的に通うローカル食堂そのもの です。
メニューは非常にシンプルで、選択肢はほぼありません。
フード
ドリンク
厨房の横には、調理に使われる 大量の豚モツ が並んでおり、
この店が“モツ系スープ一本勝負”であることが一目で分かります。
今回注文したのは、
クイジャップとは、豚モツ入りの米粉ラーメン のような料理で、
最大の特徴は くるっと丸まった独特の米粉麺。
一般的なセンレックやセンヤイとは明らかに違う食感で、
ツルッとしつつも歯切れの良さがあります。
スープは見た目以上に胡椒が効いており、
どこか シンガポールの「ソンファン・バクテー」 を思い出させる味わい。
モツの臭みはまったくなく、丁寧な下処理がされているのが分かります。
個人的にはスープが非常に好みで、
気づけば最後まで飲み干してしまいました。
ミシュランガイド・タイ版で2018年から計5年ビブグルマンとして掲載されていたそうです。
クイジャップウアンポチャナーは、
「観光客向けに整えられた店」ではありません。
清潔感や分かりやすさを重視する人には、
少しハードルが高く感じるかもしれませんが、
ヤワラートの“本物のローカル食堂”を体験したい方には最適な一軒 です。
安くて美味しく、
しかもミシュラン・ビブグルマンの味を気軽に楽しめる。
ヤワラート散策の途中や、夜の食べ歩きの一軒として、
ぜひ立ち寄ってみてください。