バンコクの中でも、「美味しいものを食べるならここ」と名高い中華街・ヤワラート。
このエリアにはミシュラン・ビブグルマンに選ばれた名店が点在し、
昔ながらの街並みとローカルグルメが同時に楽しめる、食の聖地とも言える場所です。
その中で、クアガイという一品料理で勝負し続ける老舗が、
今回紹介する 「クイッティアオ・クアガイ・アーン」 です。
住所:419 ถ. หลวง Wat Thep Sirin, Pom Prap Sattru Phai, Bangkok 10100
外観は、これぞヤワラートのローカル食堂といった佇まい。
派手な看板はなく、知らなければ通り過ぎてしまいそうですが、
店先の鉄鍋と立ち上る湯気が、この店の実力を物語っています。
店内はこぢんまりとしており、
座席数はそれほど多くありません。
15時頃の訪問でもすでに店内はほぼ満席。
地元の常連らしき人から観光客まで入り混じり、
時間帯を問わず安定した人気があることが伺えます。
この店の看板メニューは、「クアガイ(Kua Gai)」と呼ばれる炒め麺料理。
特徴はとてもシンプル
これらを強火の中華鍋で一気に炒め上げる、
非常にストレートな料理です。
日本で言えば、
「きしめん × 焼きそば × 中華鍋」
を組み合わせたような感覚。
余計な味付けをしない分、
麺のもちもち感、卵のコク、肉の旨味がダイレクトに伝わります。
ミシュラン・ビブグルマンの評価対象となったのは、この店のフライドヌードル(クアガイ)系メニュー。
メニュー数自体は多くなく、
具材の組み合わせ違いが中心という潔さも好印象です。
店員さんにおすすめを聞き、21番:チキン+イカ+卵(80バーツ) を注文。
運ばれてきた瞬間、香ばしい油と卵の香りが立ち上ります。
ひと口食べると——
これまであまり体験したことのない、
独特のもちもち&とろりとした食感。
味付けは驚くほど控えめで、
派手さはありませんが、
素材の旨味がじわじわと広がるタイプ。
ただし、油はやや多め。
若い人やガッツリ派にはたまらない一方で、
あっさり系が好みの方や年配の方には少し重く感じるかもしれません。
最寄りの MRTワットマンコン駅 から徒歩約10分。
ヤワラート中心部からはやや外れた立地のため、
初訪問だと少し遠く感じるかもしれません。
ただし、道中はローカル市場や生活感あふれる路地が続き、
歩いていて飽きないエリアです。
「ヤワラート散策+ローカル食堂体験」
として組み込むと、満足度の高い一軒です。