―― 黒川紀章建築の巨大空港で、迷わず入国するために
クアラルンプール国際空港(KLIA)は、世界的建築家・黒川紀章氏が設計を手がけた巨大ハブ空港です。
クアラルンプール中心部から南へ約43km。
敷地面積は約10,000haと、もはや「ひとつの街」と言っていい規模を誇ります。
構成は大きく3つ。
……なのですが、正直に言います。
個人的には、かなりわかりづらい空港でした。
今回は、ANAを利用した実体験をもとに、「KLIAで迷わないための入国フロー」をまとめます。
私は、ANAを利用したので、第一ターミナルの移動を手段で紹介します。
主要な国際線の乗り入れは、サテライトビル内で行われています。
(ゲートCがある場所になります)
(ANA HPより参照)
通常の空港であれば、「到着 → 案内表示に従う → 入国審査」というシンプルな流れですが、
KLIAのサテライトは少しクセがあります。
実際、私は人の流れについていった結果、
途中まで完全に逆方向に進んでしまい、かなりの時間をロスしました。
途中で現れる「下の階へ降りる」サインを見逃さないことが重要です。
途中に下記のサインがあり、ここで、下の階におります。
現在、KLIAではターミナルトレインは未稼働のため、サテライトからメインターミナルまでは バス移動 になります。
バスで移動後、メインターミナルに到着すると、いよいよ入国審査エリアです。
バスは、こんな感じです。
そして、ターミナルに到着すると、入国審査場があります。
まずは、エレベータをあがっていきます。
時間によっては、かなりの人数が並んでいます。
ここで注意点があります。
通常の入国審査官がいる場所と自動ゲートの2ヵ所あります。
審査は 3種類 のレーンに分かれます。
🔹 A. e-Gate(自動化ゲート)利用者
以下の国籍は eGate が使えることが多いです:日本・韓国・EU・シンガポールなど
*私は、入国審査官がいる方に並んでいて、20分程度並んでいて、あと5名くらいのところで、係の人に声をかけられ
パスポートを見せると、自動ゲートに行けと言われましたの注意してください。
自動ゲートの方にまわって入国審査は、一瞬で終わりました。
20分以上も並んでいたのがなんだったのかと思うくらいでした。
🔹eGate 利用条件:15歳以上・バイオメトリック(顔+指紋)登録が必要・事前に MDAC を提出していること
手順:パスポートをスキャン・顔認証・ゲート通過(スタンプなし → デジタル入国記録)
※初回入国時は eGate でなく有人カウンターに回されることがあります。
🔹 B. 有人カウンター:eGateが使えない場合はこちらは、有人カウンターになります。
マレーシアは申告が必要な荷物がある場合のみ赤レーンへ。
特に何もなければ 緑レーン(Nothing to declare) へ進めばOK。
基本は、入国の流れと逆になります。
ここでの注意は、入国審査後に、手荷物検査があります。
ラウンジなどでギリギリになると搭乗前の手荷物検査がかなり混んでいる場合があるので、時間に余裕を持って
搭乗ゲートに行くことをお勧めします。
続いて、クアラルンプール国際空港は、このレベルを理解していないと移動に時間がかかってしまうので、ここで記載しておきます。
メインターミナルビルの各レベルは、以下のようになっています。
ここは、航空会社のチェックインカウンターがある場所です。
レベル5から出国します。
ここは、あまり関係ないエリアです。
入国審査が終了したらこのレベルに出てきます。
このレベルは、ターミナル間の無料シャトルバスやGrab乗り場になっています。
KLIA……マレーシア航空をはじめとするメジャーキャリアが離発着するターミナルです。
日本のANA、JALもこちらを利用。
KLIA2……同空港をハブとしているエアアジアX(AirAsia X)などLCCが離発着するターミナルです。
KLIAとKLIA2の間は約1.5kmとそれほど離れていないのですが、この2つはつながっていないので徒歩で移動することはできません。
そのため乗り継ぎなどがある場合は時間に余裕を持つことが必要となります。
KLIAとKLIAの間の主な移動方法は2つあります。
①無料シャトルバス
KLIAとKLIAの間を約10分間隔で巡回し、所用時間は約10分程度です。
ルートはKLIA→KLIA2→長期専用駐車場 (LTCP)→KLIAです。
下記が、ターミナル間の時刻表になります。
KLIA1乗り場……メインターミナルビルのレベル1のドア4の乗り場
KLIA2乗り場……ゲートウェイアットKLIA2モールのトランスポーテーションハブのレベル1、A10ベイです。
②電車
KLIAとKLIAの間は約3〜5分結びます。KLIAエクスプレス& KLIAトランジットどちらでも、この両駅には停車します。
クアラルンプール国際空港(KLIA)は、建築としては美しく、規模も世界屈指のハブ空港ですが、
一方で“仕組みを知らないと迷いやすい空港でもあります。
特に、サテライト到着時の動線や、e-Gateの存在、ターミナル間移動の方法を知っているかどうかで、
入国にかかる時間やストレスは大きく変わります。
これからマレーシアを旅する方が、空港で無駄な時間を使うことなく、
気持ちよく旅をスタートできる――
そんな一助になれば嬉しいです。