世界遺産「旧エルサレム市街の城壁」の旧市街ユダヤ人街区を散策してみた。

エルサレム旧市街には、4つの街区があります。
今回紹介するのは、ユダヤ人街区です。

ユダヤ人街区は、旧市街の南東部に位置しており、シオン門からのラインでアルメニア人街区と区切られており、
嘆きの壁があり、神殿の丘の西に接しています。

この街区は、紀元前8世紀以来のユダヤ人たちの断続的な存在によって、発展してきました。
1948年にはおよそ2000人いたユダヤ人たちは包囲の上で集団退去を命じられ、歴史あるシナゴーグ群も破壊されましたが
1967年にイスラエル軍の落下傘部隊によって陥落し、その後、シリア人街区の大部分を破壊してユダヤ人街区を拡張し、
数百人のシリア系キリスト教徒を追放しました。
それ以降は再建も進み、2004年には2348人の住民を数えるまでになっています。

下は、エルサレム旧市街の地図です。
黄色部分が、ユダヤ人街区です。

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フルヴァ・シナゴーク(Hurva Synagoque)

住所:

時間 夏期:9:00~18:00(金~13:00)
冬期:9:00~17:00(金~13:00)
定休日 無休
料金

カルドの東側にあるネオ・ビザンツ様式の建物です。
ポーランドより移住者のシナゴークとしてのラビのイェフダー・ハシッドらにより1700年に建設されました。
1720年にオスマン朝に破壊され、その後、1865年にアシュケナジーの国立シナゴークとして再建されましたが、
1948年の第一次中東戦争の際に、再び破壊されたが、2010年に現在の形になりました。

フルヴァ・シナゴーグの内部は豪華な装飾が施されており、特に美しい彫刻やモザイクが目を引きます。

壁画や装飾品は、ユダヤ教の歴史や聖典に関連するものが多く、ユダヤ教の信仰心を深める場所として親しまれており、
ユダヤ教の信者にとっては重要な聖地であり、世界中から多くの巡礼者が訪れる場所です。

カルド(Cardo)

住所:

時間 随時
定休日 無休
料金 無料

6世紀に作られたマダバ地図にその存在が示されていたメインストリートで、かつては、ダマスカス門とシオン門を結んでいました。
135年にハドリアヌス帝が廃墟の上に建築したとされ、ビザンツの時代のユスティニアヌス帝の時に完成しました。

十字軍時代には、この通りの一部が商店街となっており、1967年の第3次中東戦争後、完全に破壊されていたこの地区から
ヘブライ大学のアビガド教授が、22.5m幅の舗装道路を発掘し、現在は、修復されています。

ユダヤ人が集まるエリアで、複雑な歴史背景もありますが、賑わっているエリアでもあります。
買い物ついで散策してみてもいいかもしれません。



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