オリーブ山は、海抜800mほどで、観光名所までの道のりは、かなりの急坂で、
エルサレム旧市街より数十メートル高くなっています。
オリーブ山の名称は、古くからオリーブ畑になっていたため、この名で呼ばれています。
またこのエリアは、旧約聖書で、最後の審判の日に神が立ち、死者がよみがえる場所とされているため、
墓地が作られるようになり新約聖書にも数回言及されています。
イエスが最後のエルサレム滞在中に夜を過ごし弟子たちに説教を行った場所とされ、またルカ福音書では
捕えられる前に最後の祈りを捧げた場所とされています。
住所:
時間 | 8:00~17:00 |
定休日 | 5NIS |
料金 | 無料 |
復活したイエスは、神の国のことなどを弟子たちに伝え、40日目に彼らの目の前で、オリーブ山から昇天した(使徒言行録1:9)
この出来事を記念して、この教会が4世紀に建てられたました。
この教会は、十字軍時代に8角形の礼拝堂となり、1835年に修復されました。
使徒真言録1
3イエスは苦難を受けた後、御自分が生きていることを、数多くの証拠をもって使徒たちに示し、四十日にわたって彼らに現れ、神の国について話された。
4そして、彼らと食事を共にしていたとき、こう命じられた。「エルサレムを離れず、前にわたしから聞いた、父の約束されたものを待ちなさい。
5ヨハネは水で洗礼を授けたが、あなたがたは間もなく聖霊による洗礼を授けられるからである。」イエス、天に上げられる
6さて、使徒たちは集まって、「主よ、イスラエルのために国を建て直してくださるのは、この時ですか」と尋ねた。
7イエスは言われた。「父が御自分の権威をもってお定めになった時や時期は、あなたがたの知るところではない。
8あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。」
9こう話し終わると、イエスは彼らが見ているうちに天に上げられたが、雲に覆われて彼らの目から見えなくなった。
10イエスが離れ去って行かれるとき、彼らは天を見つめていた。すると、白い服を着た二人の人がそばに立って、
11言った。「ガリラヤの人たち、なぜ天を見上げて立っているのか。あなたがたから離れて天に上げられたイエスは、天に行かれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになる。」
この白い石の上が、イエスの足跡が残っています。
天に打ち上げられていくイエスを思うと感慨深いです。
住所:
時間 | 8:00~17:00 |
定休日 | 無休 |
料金 | 無料 |
ルカによる福音書11:1~4に記載されているとおり、イエスが弟子に請われて、主の祈りを教えたと言われる教会。
- エスはある所で祈っておられた。祈りが終わると、弟子の一人がイエスに、
「主よ、ヨハネが弟子たちに教えたように、わたしたちにも祈りを教えてください」と言った。- そこで、イエスは言われた。「祈るときには、こう言いなさい。
『父よ、御名が崇められますように。御国が来ますように。- わたしたちに必要な糧を毎日与えてください。
- わたしたちの罪を赦してください、わたしたちも自分に負い目のある人を皆赦しますから。
- わたしたちを誘惑に遭わせないでください。』」5また、弟子たちに言われた。
「あなたがたのうちのだれかに友達がいて、真夜中にその人のところに行き、次のように言ったとしよう。
『友よ、パンを三つ貸してください。- 6旅行中の友達がわたしのところに立ち寄ったが、何も出すものがないのです。』
- 7すると、その人は家の中から答えるにちがいない。『面倒をかけないでください。もう戸は閉めたし、子供たちはわたしのそばで寝ています。起きてあなたに何かをあげるわけにはいきません。』
- 8しかし、言っておく。その人は、友達だからということでは起きて何か与えるようなことはなくても、しつように頼めば、起きて来て必要なものは何でも与えるであろう。
- そこで、わたしは言っておく。求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。
- だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる。
- あなたがたの中に、魚を欲しがる子供に、魚の代わりに蛇を与える父親がいるだろうか。
- また、卵を欲しがるのに、さそりを与える父親がいるだろうか。
- このように、あなたがたは悪い者でありながらも、自分の子供には良い物を与えることを知っている。まして天の父は求める者に聖霊を与えてくださる。」
チャペル内には、日本語の主の祈りの言葉が記されています。
館内にあるお土産屋さんに、各国の主の祈りの言葉が置いてあり、日本語版をもらってみました。
住所:
時間 | 10:00~12:00 |
定休日 | 日・月・水・金・土 |
料金 | 無料 *内部撮影不可 |
金色の王冠をのせたような7つの円屋根を持つロシア正教の教会です。
1885~1888年、ロシア皇帝アレクサンドル3世がふたりのマリアを記念し、17世紀のモスクワ様式を模して築いたものです。
ひとりは、ヨハネによる福音書19:25に出てくるマグダラのマリアは、復活後のイエスに最初会ったばかりではなく
(ヨハネ福音書20章)、ローマ総督ピトラによるイエスの裁判が不当であったと、時のローマ皇帝ティベリウスに訴え
ピトラを追放させたとの説もあります。
教会には、伝説を再現した絵もかけられています。
もうひとりのマリアは、ロシア皇帝アレクサンドル三世の母后マリア。
地下聖堂には、彼女の遺体が安置されています。
オリーブ山は、エリア的にはそこまで広くはないのですが、とにかく坂道が急で、炎天下の中、私は、歩いたので
非常に大変でした。
たた、上からは、神殿の丘を見下ろすことができるなど眺めは素晴らしいです。
歩いていくことはあまりお勧めできませんので、出来ればタクシーなどを利用して観光することをお勧めします。
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